岩佐和裁のブログ、裁縫記:IWASA WASAI's blog, SAIHOUKI

岩佐和裁で販売している和服や和裁用具を紹介しています。

着物の抱幅

2020年02月03日 06時26分04秒 | 未分類

染め織こだまのおかみさんや宮西ちはる(和裁士)さんhttps://twitter.com/KimonoNuibito/status/1223053637212983298によると着物の前身頃の抱幅ですが、剣先と袖付の処の身幅を抱幅にする方と身八っ口の処の身幅を抱幅にする方がいらっしゃるそうです。私は身八っ口の処を抱幅にしているので剣先と袖付の処の身幅から身八っ口の身幅を割出すテキストを作ってみました。

着物の名称のページのデジタル教科書の7、女物の着物の剣先と袖付の間の身幅からを身八っ口の処の抱幅を割出します。がそれになります。

使い方はまずセル番号のbの31の女物単衣の着物の寸法表に寸法を入力して、セル番号のcn157の処に脇縫いの縫代の引っ立て幅を入力します。

そしてセル番号のsの2処の(剣先と袖付の処を抱幅とされた時はこの計算式を使い身八っ口の処の前幅を割出します。)を左クリックするとセル番号bの209の※、衽下りと袖付けの間の身幅が指定された時の身八っ口の処の前幅を割出す計算になります。に飛びます。そしてその計算表の鯨尺はセル番号oの218、cmはpの218の処に剣先と袖付けの処の身幅の寸法を入力すると、衽下りと袖付が同寸の時はセル番号がtの221の処に、衽下りが袖付より大きい時はセル番号がal221の処に、袖付が衽下りより大きい時はセル番号がbd221の処に身八っ口の処の抱幅が表示されます。

また着付けた時に共衿かけの縫い目を帯の上に出したい時は、着付けた時の剣先からの共衿かけの長さを測ればセル番号のbの51にその長さが表示されるのでその長さを参考にすれば確実に着用した時に共衿かけの縫い目(きせ山)が帯に隠れない共衿丈を割出すことが出来ます。

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袷の衿付

2008年01月17日 08時16分06秒 | 未分類
女物の袷の長着の衿付は別付け(表、裏の素縫いの時にそれぞれ衿付をする)が一般的な方法です。
 和裁士もしくは和裁士見習いの方が腕は磨く為にチャレンジする、グランプリやコンクールの縫製規定もこの方法だったと思います。
 私も女物の衿付はこのやり方ですが、同じ袷長着の男物の衿付はそく付けです(表、裏の素縫いは衽付けで終わり、衽のとじ、袖付け、など衿の始末前迄のまとめを全てした後に、単衣の広衿付けの様に表衿、裏衿で身頃、衽を挟み込んで付ける)なんでそうなのか?先生にそう教わったから...が私のいい訳です。
 ただ別付けは衽下りから衿先の衽付けと衿付の三角の部分、私は流れと言っていますが、衽の衿付のへらの仕方が悪いと表と裏が重ならない事が有ります。
 こんな事を書いては和裁士の内部告発?かもしれませんが、直し物としてお預かりした着物にもその辺がずれているものが有ります。
 そこで今回ただ手順が少なく楽そうだからという非常に不純な動機で、もちろんお客様の了解のもとに、裾廻しは錦沙の白大島の袷の衿付を”そく付け”にしてみました。感想は別付けに比べ厚ぼったく多少縫い難かったですが、衿付周りのつりあいの調節がし易く、出来上がりも別付けと変り有りませんでした。
 紬類には結構いけるんじゃないか!と思いました。

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縫製スタッフの募集

2007年10月15日 10時33分21秒 | 未分類
ホームページを開設してからでしょうか、最近仕事が増えてきまして、納期が間に合わず仕事を断りがちです、自分は蒸気アイロンで”地のし”をするなど仕立方が少し変わっているかな?と思っていた事も有り、外注さんに仕事を依頼する事をためらっていましたが、今の状況を考えるとそんな心配をしている場合ではなさそうです。
 詳しくは、岩佐和裁のホームページをご覧下さい。
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身丈いっぱい

2007年05月02日 12時11分19秒 | 未分類
洗い張り品に多いのですが、身頃の裁ち切りが短く指定の身丈に出来ない事が有ります。
その際、詰まり分が少しならば男物でも何とかなるのですが、10cm位になりますと対っ丈で着る男物で格好良く仕立てるのはかなり難しいです。
 その点女物はおはしょりで着るので、腰紐を下に締める事である程度カバー出来、身丈の詰まる程度にもよりますが身丈いっぱいで仕立てる事も有ります。
 ただ仕立直しの繰越と洗い張り前の着物の繰越が同じならいいのですが、仕立直しの繰越が洗い張り前の着物の繰越より大きいと、衿肩明がその分後に廻るので、前身頃の裁ち切りがさらに短くなってしまいます。
 こういう時にはもう一つ衿肩明を後にあける切り繰越にするのも一つの方法ですが、今回は洗い張り前の着物の繰越が5分で衿の付込みが5分に対し、仕立直しの繰越が8分なので、衿の付込みを5分で仕立直すと前身頃の裁ち切りが繰越が大きくなった分(3分程)、短くなってしまうので繰越は5分のままで衿の付込みを8分にしてみました。
 どちらにしても出来上がりの衿付が肩山より1寸3分後に繰る事には変わらないので、こんなのも有りか?と思っています。
 
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三尺ざし

2007年04月24日 21時06分16秒 | 未分類
人によって様々でしょうが、私は縫う処の印として通しべらを多用します。
 大抵は一尺ざしや二尺ざしで間に合うのですが、最近流行りの七分丈の道中着になると衿付のへらの長さが足りません。
 なんかいい道具は無いかと和裁組合のカタログを見ていましたら、三尺ざしの存在を知りました。 興味本位で買い求めましたが、今のところ余りにも長く、もてあましています。(もとい!さしに馬鹿にされています)左の写真が一尺と二尺ざしで、その隣の馬鹿でかい写真が三尺ざしです。
 


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厄落とし

2007年04月21日 21時20分00秒 | 未分類
先日、和裁教室の生徒さんに面白い柄の江戸小紋の話を聞きました。
 それは、大根とおろしがねの柄で、その意味といえば”大根をおろす””大根役者をおろす”役をおろす””厄をおろす””厄落とし”となるのだそうで、すごく粋で面白いと思うのですが、実物を見る事が出来なかったのが残念でしかたありません。
 厄除けといえば、前にもご紹介しましたが、百鬼夜行の柄の訪問着、これを最近拝見する機会があったのですが、またしても写真に撮る事が出来ませんでした。
 参考までに、百鬼夜行の写真とそれを掲載しているHPをご紹介させて頂きます。
百鬼夜行

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胴裏の揚げ

2007年04月20日 18時57分22秒 | 未分類
普通袷の着物の裏は、胴裏と裾廻を胴接ぎして、そこに縫込みをとるので胴裏に揚げをしませんが、裄の曲がりが1寸5分位になると揚げをした方が、袖付け周りの縫込みのつれを、逃がし易くなります。
 写真は胴裏の揚げですが、これは裄の曲がりが大きいのでしたのではなく、裏地の裁ち切り寸法の関係で、胴裏を揚げで接ぎました。

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襦袢

2007年04月10日 21時20分04秒 | 未分類
襦袢は色んな方々の思惑が交錯するので厄介です。
 半衿のかけ方も、それなりにこだわりをもった方々により千差万別ですし、袖無双胴単衣居敷当付き、という防寒でもなく特に涼しくも無い、訳の分からない物が主流ですし、第一言葉は悪いのですが、非常に縫いにくい安物のひょろぴりほど、仕立て代が安いと言うのも納得がいきません。



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男物の道行

2007年04月06日 13時18分34秒 | 未分類
男物の着物の上に着用するといえば羽織が定番ですが、この間知人のお知り合いの方から、お祭りの半纏の上に着る道行コートの依頼がありました。
 袖は口で9寸、付1尺の筒袖にして、竪衿下りが7寸と女物よりやや大きく、小衿幅も7分とした位で、あとは女物と殆んど同じ形に仕立てました。
 普通男物の外套といえば、角袖かとんびですがいいデザインが考えつけば、他にも色々作れそうです。

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被布衿のコートその弐

2007年04月05日 15時25分33秒 | 未分類
四月二日に紹介した黒の被布衿のコートの後身頃には日本橋の刺繍の柄が有りまして

お客様は鯉の柄の裏をお使いになりましたが、京の大橋の額裏でも面白いのではと思いました。


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