ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

議員候補募集。

2010-04-02 23:41:47 | Vision East
 先日の高知新聞の表紙・第1面に民主党の議員候補者の募集広告が出ておりました。

来年実施される、高知県内の地方選挙の候補者選びですから市町村議会議員さん達と県議会議員選挙の候補書を募集していたのです。いままで全く経験のなかった方を含めて、政治に関心のある方が出てくればいいと思うのです。

 ただ、普段思うのですが地方政治と政党の意図では相反する事柄が多すぎることが問題なのです。
 日本全国同様な状況ではないからです。今も沖縄で普天間基地の移設問題で、地元議員方は思い悩んでいるはずです。地元の利益なのか、国の利益なのかを問われることになっているからです。
 先の郵政選挙の折にも、選挙区内では民営化反対を叫びながら、議場での意思表示では民営化賛成の票を入れたのです。

 何処の、何を論ずるかによって、相反する意思表示をする事になります。
 電気は使いたいが、原発から出る廃棄物処理については、目を瞑り沈黙を守るのです。
 誰でも我がかわいいのですから仕方がないのです。

国レベルでも自民党のベテラン議員の方々も離党して、新党結成に向かうようです。
 さらに、自民党の閣僚経験者が議員辞職したそうな。議場で代役投票をしたのです。
 
 政権与党民主党の支持率も半年前から半減をいたしました。
 たった半年というか、この半年をどのように評価するか、今年の参議院選挙で決まります。
 国民が新たに意思表示することになるからです。

 さて、どうするか。思案のしどころです。

 これから、地方選挙に向かう候補者の方々にエールを送ります。
 公募するといった手法にかけた、民主党。
 政治は住民の為に、自らの全能力をかけて頑張って欲しいところです。
 政党の意思の伝達者ではないと思うのです。
 

計画策定。

2010-04-02 21:56:18 | Vision East
 奈半利町の町長さんから協力についてのお願い文書が届きました。
 奈半利町に住む1200人もの方々に依頼しているようなのです。

 「次期総合計画策定に係わる住民意識調査」なのだそうな。

 文書は某コンサルタント会社に返送するよう、返送封筒が入っておりました。

 町には国から総合振興計画の策定が義務づけられているのですが、計画策定を外部委託をしたようなのです。

 自分達の町の将来計画を外部のコンサルタントに作ってもらうことに、なんで???を感じないのだろうか。
 わからん。

 計画を作ることに目的を定めているのだろうか。計画書が出来ればいいのだろうか。??
 誰がそれを実行するのだろうか。
 
 また、確認作業をしなくてはならなくなりそうです。
 1200人の住民の意見を聞くことで、計画の外部委託をカムフラージュしようとしているように思えるのです。
 決して行政批判をする気はないのですが、もう何十年も各行政はコンサルタント会社の策定による総合計画書を相応の予算をかけて、作成し、できた計画書を行政の各倉庫に山積みにしてきたのです。そうした予算の執行を見てきただけに、急に心配になりました。

 高知県の東部地域の目指すべき姿は、自らの意思で作りたいと思うのですがね。
 賛同者は少ないのかもね。

 少なくとも、人が敷いたレールの上を歩きたいとは思わないのです。
 また、いままで何十年もやってきたことですが、こうした作業が良かったとは思えないのです。
 こんかいの計画策定作業が、納得できるものでありますよう。
 来週確認です。
 議員さん?行政??。誰が正確に教えてくれるんでしょうかね。

 おかみのやることに、まちがいはない。そうだろうか。
 役場はただしい。  そうだろうか。

 困ったねえ。また?????が出てきてしまった。
 調査依頼書は当然のごとく、コンサルタント会社に郵送しました。
 さて、何人の方が参加をしてくれるのか、期待大です。1200人分の??。
 
 

なんでもOK。

2010-04-02 17:59:16 | 建造物入門
 自由度抜群の石塀で、多分この石塀を積みながら、石工さんは楽しんでいたのです。
 そんな感じがします。

 この石塀に使われた石は、切石はもちろんのこと、丸石もあり、角のある山石もあります。デカイノモ、小さいのも、長いのもいろいろあるのです。
 何でもついてしまえるのですねえ。均一な石だと積みやすいのでしょうが、全く違う形の石を工夫をしながら積んであります。
 石の大きさのそろった整然とした石塀も美しいのですが、こうした石壁もいいものです。

 本街道から一歩入った民家、取り壊された民家にのこった石塀の基礎部分なのです。
 よくぞ残してくれました。
 この石塀、当然のことですが、南海大地震にも遭遇しているのです。
 がんばって立っています。

 ただ、やはり痛みが激しくて、修復が必要ですねえ。時間さえあれば修復に参加したいぐらいです。もちろんノウハウについては専門家にご教授いただいた後ということになりますがね。

 石と石の間にあったはずの土が長年の風雨によって流されてしまっているのです。このままでは石塀崩壊の危険性がありますからねえ。
 せっかく残された石塀ですから、これからも奈半利の財産として何十年もこの場所に立っていて欲しいのです。
 私事で言えば、石塀の修復作業をまだ見たことがないもので、是非そうした作業を見てみたいと思っているのです。

 高知県の東部地域には石塀が、室戸市吉良川にも、そして奈半利町にも、安芸市土居にも残されているのです。石塀ネットワークが出来ているのです。
 こうした石塀は今より増えることはなさそうです。取り壊されたりして減ることはあってもね。

 なんとか保守管理をする方法はないものだろうか?。
 ようするに石塀を守るのに金がかかるんですねえ。
 材料費だけでも調達できれば、やってみたいと思う人はいるように思うのですが。

 高知県東部地域における景観保全についての課題の一つです。地域の財産を守らなければならないのです。
 

 

石塀は残った。

2010-04-02 17:12:57 | 日記
 先日の写真と見比べていただけると、よく解ると思います。建物と木がなくなってしまいました。
 そして向こうの建物がすでに見えていました。

 建設するときには、時間をかけて、ゆっくりといい物を作ろうとするのですが、壊すときには早い早い!!。
 もうないねえ。すっきりしたものです。

 保存が出来ればいいのですが、経費的に考えると古民家を修復するには、新築を建てるほうがかえって安いのじゃあないかと思えるほど費用が必要ですからね。
 こうしたことだけでも問題の根は深いのです。

 古民家があると周辺の景観はいいのですが、新しい建物としてどの様なものが出来るのか、制限もなく放任状態ですから、これも仕方なしです。

 高知県の東部地域に限らずこうした建物、取り壊されそうな建物はたくさんありそうです。ここだけじゃあないからと思っても何かしら、寂しい思いに浸ることになります。

 それに、案外と古民家って生活すること事態からすると、我慢しなければならないことも多いですからね。しんどいことです。

 改めて先日の場所、取り壊された家に行ってみたのです。まだ重機が動いていましたが、こんなことを考えておりました。「やはり家は、人が住んで日常生活が営まれて、はじめて生き続けることができるものなんだ。」
 
 これからどんなものが出来上がるか、楽しみにしております。