いい日旅立ち

日常のふとした気づき、温かいエピソードの紹介に努めます。

薬物乱用だった子の あたりまえ

2019-08-19 23:17:17 | 


あたりまえ

食べられる
眠れる
歩ける
朝を迎えられる
母がいる
みんな あたりまえのこと

あたりまえのことは
あたりまえじゃないんだと

あたりまえのなかのしあわせに気づかずに
薬を使って偽もののしあわせを求めたぼくは
いまやっと 気がついた

あたりまえの しあわせ
あたりまえの しあわせ





おかあさん?

2019-08-19 21:35:58 | 


おかあさん?

あ だれかくる
おんなのひとだ!
だれかの おかあさんかな?
もしかして……ぼくのおかあさん?

きれいなひとだなあ
ぼくのおかあさんも きれいかな
しごとは なにをしているのかな
やさしくて ふわふわなのかな

どんなこえかな
ぼくに にてるのかな

でも……

どんなかおしてても
ふとってても
いじわるでも
はたらいてなくても
ゴツゴツしていても
おとこみたいなこえでも
おかあさんは おかあさん

いちどでいいから
かおをみせてよ おかあさん
だきしめてよ おかあさん
いちどでいいから
ぼくのなまえをよんでよ おかあさん

そしたら
ぼくから つたえたいことがあるんだ
「うんでくれてありがとう」







将棋がつよくなるには、人に好かれないといけない~藤井聡太七段も~

2019-08-19 21:20:53 | 将棋


佐藤天彦前名人が、次のようなことを言った。
「将棋が強くなるには、人に好かれないといけません」
さすが、前名人である。
そのことを裏書きするように、
今をときめく藤井聡太七段は、
人に嫌われない。
羽生九段も同様であった。
アマ棋士の間でも、そうである。
特に、勝ったときは、
「たまたまです」とか、
「運が良かったからです」とか
言っておくことである。
勝って自慢ばかりする人は、嫌われる。
「あいつとはもう指したくない」
と思われる。
負けて悔しくない人などいはしない。
このことをしっかり覚えておきましょうね。









障害者~あなたも?~

2019-08-19 21:08:51 | 人生


わたしは、団塊の世代に属する。
戦後の、すさまじい時代を生きた。
あるとき、
高齢になったクラスメートが集まって、
同窓会を開いた。
そのとき、
みんな、異口同音に(口を揃えて)
「ぼくは、障害者だ」と言った。
精神や体に障害がなくても、
厳しい時代を生き抜くために、
あまりにも酷なことを、
社会から要請された。
その結果、
上述のような感想がでてきたわけである。
ただ、みんな、もう年をとったから、癒やされている。
今を生きるみなさんはいかがだろう?

……

あなたは、障害者ですか?

体験者~あなたも?~

2019-08-19 20:56:42 | 人生


ある高名な若い歌人が、原爆について次のように感じたと言っている。
「その怖さがわからないのは、体験がないから」
さすがである。
しかし、高齢者であれば、誰でも、
その経験を共有している。
原爆に遭わなくても、
爆撃によって丸裸にされた都市に住んでいた人は、
その怖さがわかる。
だから、若者よ、
原爆禁止運動に参加せよ、とは言わない。
君には君の事情があるだろう。
それは、尊重する。
ただ、
「その怖さがわからないのは、体験がないから」
と、若い歌人がいっていることは、心に留めてほしい。
そのうえで、
あとは、あなたが判断してください。

104歳の老棋士の教え~日野原重明先生と同い年~

2019-08-19 06:48:48 | 将棋


老人ホームで出会った老棋士の話。
Tさんは、104歳にして、なお将棋を指された。
主任介護職の方に車椅子で移動させてもらい、
日常を過ごされる。
ボランティアで将棋を指すわたしと、気が合った。
まだまだ強く、昔の鍛錬の跡が見えた。
介護職の方は、
「この人は左手の小指を突き出して『港港にこれがおる』というんですよ」
と、紹介してくださった。
彼は船乗りだったので、船の寄港するあちこちの町に彼女がいたというのである。
また、Tさんから学ぶことが多い。
ふと漏らす言葉に、心から感動することがある。
そうした例をたくさん聞いて、わたしも感心した。
104歳まで現役医師として働いた日野原重明先生ほどでなくとも、
100歳超で、尊敬できる方は多い。
亡くなったとき、ご遺族から、
「一緒に将棋を指してくださってありがとうございました」
と、ねぎらいの言葉をいただいた。