いい日旅立ち

日常のふとした気づき、温かいエピソードの紹介に努めます。

ここまで生きてきました

2019-08-26 22:56:25 | 人生


わたしは、病弱であったので、
50歳まで生きるとは思わなかった。
つまり、21世紀は知らぬままあの世へ、
と覚悟していたのである。
ところがどっこい、
ついに、2019年まで生きてしまった。
余分な生だ、
と思っていたら、
最近、次々と友達ができるようになり、
あたたかで
すごしやすい
生活になってきた。
早死にするつもりで、
財産も蓄えなかったが、
こうなってみると、
もっと人生を楽しみたい、
と思うようになった。

友あり、遠方より来る、また愉しからずや。






ものをくれる友

2019-08-26 22:45:30 | 人生


徒然草に「物くるる友」という話がある。
良き友として、
物をくれる人を挙げている。
若い頃は「そんなもんいらん」
と思っていたが、
ある友が、
「余った服をあげる、」と言ってくれたのはありがたい。
プロ棋士の扇子をあげよう、というと、
普通の扇子でいいよ、という。
そのことがあり、余裕のある服をあげる、と。
60歳を過ぎると、なかなかそういう友には恵まれないものである。
無償の贈り物はありがたい。
私も、将来、彼が必要とするものをあげようと思う。
お互い様だ。
向こう三軒両隣。











詩 はかなごと

2019-08-26 22:33:10 | 


はかなごと

つい言い出したことはなけれど
言い出さねばわからぬものか
言い出さぬままに
いつしか過ぎぬれば
昔の思いは夢のようにて
唄のようにて
こころにかかった名も知らぬなやみは
薄いほくろか ほろりととれける
さびしや







詩 他人の親切

2019-08-26 22:14:58 | 


他人の親切

自分のように他人に嫌われていい
人間は少ないと心の底から思うときに、
他人に親切にされると
心の底からうれしい。
涙が出てくる。
この涙あればこそ
自分は淋しい世界に生きていけるのだ。
自分はこの頃淋しいのだ。