どうやらぼくは死んだらしい。
えんま様は、ぼくにぼく自身が憶えている限りの自分の犯した罪を挙げさせ、それを手元の紙に書きつけてゆく。
ぼくが云い終えると、えんま様は、
「それだけ?」
「ええ……これ以上は……思いつきません」
するとえんま様は、
「ふ〜ん、それだけ、ね……」
そして筆を置き、
「梅の花 泥にまみれて 骨になる」
と云った。
配下の鬼たちは、時計を気にし、こそこそと . . . 本文を読む
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