誰からも忘れ去られた高速道路の建設予定地で、イギリス人探偵ヴォルフガング・ルイーヌ(10歳)は呆然と立ち尽くす。
1ヶ月ほど前から世間を恐怖に陥れている、エビシューマイ連続失踪事件……
彼はいま、その捜査に行き詰まり、途方にくれている。
先が見えず、自信を失いかけている。
事件に取りかかったときの意気揚々とした自分を思いだすと、本当に恥ずかしい。あの思いあがりに満ちた自分を……。
……と、
どこからともなく赤いボールがぽんぽんと弾んで来て、ヴォルフガング・ルイーヌの手におさまる。
ボールは云う。かわいらしい声で。
「あなたのことが好きです」
1ヶ月ほど前から世間を恐怖に陥れている、エビシューマイ連続失踪事件……
彼はいま、その捜査に行き詰まり、途方にくれている。
先が見えず、自信を失いかけている。
事件に取りかかったときの意気揚々とした自分を思いだすと、本当に恥ずかしい。あの思いあがりに満ちた自分を……。
……と、
どこからともなく赤いボールがぽんぽんと弾んで来て、ヴォルフガング・ルイーヌの手におさまる。
ボールは云う。かわいらしい声で。
「あなたのことが好きです」
絵のパステルカラーさえ
遠い記憶を辿った思い出の一部のようで
深くかんじます。
いつもコメントありがとうございます。
絵の真意をくみ取っていただいていると思います。