めざめていても夢はみる

ぼくはいつまでもさまよいつづける、
夜が明けても醒めない夢のなかを…

巨大化する古代人

2018-01-12 18:52:01 | ちょっとしたおはなし
今日はぼくにとって特別な日なので、
ちゃんと朝ごはんを食べ、お気に入りの服を着て家を出た。
小舟に乗って、小貝川を上流のほうへ。
川の流れに逆らって、舟は川面を辷りゆく。

1時間ほど経つと、川幅は広がり、周りは山に囲まれる。
そろそろ源流だ。
と、
山の向こうに巨大な影……



古代人だった。
「いやね」古代人は語りはじめる。「ストレスさ。すべてはストレスのせい」
ぼくは、「うんうん」と彼の話を聞いてやる。
と、そこに、出前持ちが「ごめんください」とやってくる。近くにある定食屋〔てのひら〕らしい。
ボロネーゼ大盛りとミニ三色丼のセット。
古代人は食べはじめる。
しかし、すぐに手を止め、不安げにつぶやいた。
「これからどうしようかな……」


ぼくは夜7時には家に着き、酒を飲みながらもつ鍋を食べたんだ。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« あけまして…1週間 | トップ | アマガエルの三郎くん »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿