歌うように語ろう

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mustよりもbetter、そしてカテゴライズのナンセンスさについて

2013年10月02日 | フィギュアスケート

色々思うところあり、ネーベルホルン杯にお出になられた特例出場様のことについては口をつぐんでおきましたが、

どうしても書き留めておきたいと思うきっかけがありましたのでこの際、書いておきたいと思います。

 

何度か恐る恐る婉曲に書きましたが、誰が誰を応援しようがしなかろうが、それこそ個人の自由なわけですし

強制することも阻害することもできないことですよね。

しかし、現状彼女について批判めいたことを書くと(ここで念を押しておきますが、批判と「批難、中傷」は違うものだと思います)

書いた方が叩かれるケースをいくつも見てきました。

 

なんとしても応援する「べき」、批判は慎む「べき」、シングルマザーは応援・優遇される「べき」………

もはや彼女本人だけでなく周囲もコントロールできているのかいないのか、そこは私たちのあずかり知らぬことですが、いずれにしても

さながらアンタッチャブルよろしく(厳重なる注:不可触民という意味ではありません)マンセー意見以外は書けない、書きづらい雰囲気が

このところフィギュアファンの間で広がっていることになんとも不気味な印象を禁じえません。

 

かつてここまで言論統制されていたことがあったでしょうか? 某国の選手ですら、批判に対してここまで脊髄反射が蔓延することはなかった

と記憶しているのですが、それは私の記憶違いでしょうか?

 

応援した「方がいい」、批判よりも応援した方が「いいと思う」程度ならまだ分からないでもないんですが、いずれにしても強制する空気をあまりにも

強く出しすぎますと、私のようなひねくれ者でなくても拒絶反応が逆に出やすいというものではないでしょうか。

 

良くも悪くも、渦中のご本人は賛否両論を巻き起こしやすい言動が多い方ですから好き嫌いも分かれやすいと思います。

嫌がる人に応援を強制したり、批判を無理やり封じ込めようとするよりも、節度を持ちつつ熱い応援をして差し上げた方が

当該選手の為にもなって良いのではないかな、と私は思います。

マストよりベターというのはそういう趣旨です。

私個人は極力彼女については「冷静に観察する」というスタンスで行きたいと思います。

熱心な応援団やタニマチ様が既にいらっしゃるのですから、私は私の方針で五輪シーズンを頑張って戦う選手たちを独自に応援します。

応援しないというよりは、熱心な方々がいらっしゃるのですから私ごときは不要だと思いますので、私のエネルギーは私の

方針に沿って配分します。それが私にとっての「better」です。

いずれにしても、最近の故障選手続発がこれ以上続かないことを祈ることに、まず神経(というか祈りというか)を注ぎたいですね。

オリンピックという檜舞台はどの選手にとっても特別です。、誠実に努力を惜しまない選手はなるべく多く応援したい、

そんな心境です。(まあ、どうしても好きな選手により多くの声援を送ってしまうのは趣味嗜好の面から偏りとして出てしまいますが、

そこは個人の自由としてお目こぼしいただきたいところです。って、誰に対して言っているのやら…)

 

それと、前にも書きましたが、〇〇選手を叩くのは誰それのファン! だとか、A選手やB選手を脅かしそうだから〇〇選手を叩くんだ!とか、

そろそろくだらないカテゴライズはやめた方がいいと思うんですが(ここも“better”ですよ~)これも無理ですかね?

 

選手たちのコメントを見ていると、むしろファンが思う以上に彼らは他のスケーターをライバルとして認識するよりも、自分がいかにより良い演技をして

評価を得るか、そちらの方に心血を注いでいるように見えます。

まあ、今季は五輪シーズンですしインタビュアーの誘導によっては他の選手についての言及もちらほらありますが、今は旧採点時代ではありませんし、

個々に評価を受けるシステムです。

正直、選手のファン同士で場外乱闘してみたところで何の足しにもなりませんし、私の私見ですが応援していない選手がどんな評価を受けようと

「ふーん」としか思いません。試合ごとに選手もジャッジも違いますし、別の試合でどういう評価を受けようと参考にしかなりませんしね。

ましてやすっかり瓦解しかかっているジャッジシステムや説明のつかない採点の整合性を踏まえれば尚の事です。

さすがに各種代表を決める全日本では無関心ではいられませんが、それこそ国内大会の採点などジャッジによっていかようにもというのは

現役重鎮コーチすら言っていることですからお察しくださいてなもんです。

特にこの数年、いろいろ運用側に誠実さを期待するのはもう無理だと悟って以来、応援したい選手たちを応援することにしか心血を注がないと

決めた方が精神衛生上良いような気がしてきたのです。(はいここもbetter、ってそろそろしつこいかな^^)

つまりは自分の応援する選手がおびやかされるとかされないとかそんな次元ではなく、応援する選手がいかに良い演技ができるかを祈りつつ見守る、

そういうスタンスの方も増えていると思うのですよ。事実、採点の整合性なんてさっぱり見当たらないんですからそれくらいしか思えません。

それに、「〇〇選手を叩いているのは誰だれファン~!」という方々に聞いてみたいんですが、統計でもとったのですか?

世の中にはネットに書き込まないフィギュアファンもいらっしゃいますし、ましてや匿名掲示板なんて覗くのも嫌だという人も結構いますよ。

仮想敵相手にむやみやたらと攻撃しエネルギーを無駄に消耗するよりも、好きな選手を応援する方が何倍も建設的でより良いのではないかと

私は思います。ええ、ここも“better”で(安心して下さい、これで最後です(笑))

 

……とまあ、つらつらと取り留めもなく書き連ねてまいりましたが、「あくまで一個人の意見」ですので当然誰かに押し付けようなんて大それたことは

思っておりませんし、そもそもそんな強制力はこれっぽっちも当方持ち合わせておりませんことは百も承知しております(笑)

自分が好きに使える洞穴に「王様の耳はロバの耳!」と呟いたくらいのたわごとと思召していただけれれば、これ幸い。

(でも言いたいことはほぼ書かせて頂きました。あしからず)

 

以上