歌うように語ろう

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スケートアメリカ短評+偉業達成

2013年10月22日 | フィギュアスケート

体調が今一つなのと、時差の関係でもうとっくに試合はおろかEXまで終わっていますので、日本選手を中心に感想と、ちょっとプラスアルファをまとめます。

 

男子シングルは、町田選手があれだけまとめてきた上に4Tをしっかりものにできた様子なのに感服しました。

彼の表現の仕方は個人的にかなり好きな方なのですが、今季はSP・FS共にいいプロが揃った印象です。

全日本までこの勢いが持てば、代表に入る可能性は大いにありそうな気がします。

小塚選手はSPはともかく、FSは演技内容の割には点が渋かったなと思います。まあ確かに4Tが1回で抜けてしまうと構成が

とたんに弱くなってしまうのは無理からぬことですが、気になるのはPCSですかね…。ここはやはりTESで稼ぐべく頑張ってもらう

しかないですね。

高橋選手は、うーんなかなか調子上がらないですね。体調の問題ではないそうですが、だとすると結構問題は厄介なような。

確かにジャンプ以外の要素、特にスケーティングとかは素晴らしいのですけども、得点源であるジャンプがなかなか戻らないのは

とても心配です。4Tも大事ですが、まずは3Aが戻ってくるといいのですが…

 

アイスダンスはメリル&チャーリーがとにかく素晴らしすぎてヘンな声が出ました(笑)シェヘラザードも好きですが、個人的には

SDの方が好みです。

リード姉弟はとにかく最悪のコンディションの中、5位に入ったことに惜しみなく賞賛を送りたいと思います。

ただ、必要以上の無理はしないで体を養生して頂きたいと思います。ソチ本番でWDだけは、絶対に見たくないですから。

 

ペアはまあ、ヴォロトラさんたちがすごいなと。陳腐な物言いですがもうそれくらいしか。メリル&チャーリー同様、おそらくこのままいけば

彼らが五輪も獲るのかなという完成度と勢いですよね。

 

女子シングルは浅田選手が本当に穴のない選手になりつつあるのがそのまま出た印象です。

別に3Aがなくても、3+3がなくても勝つのは不思議じゃないんです。スピンもステップも取りこぼさないですし、スケーティングは

頭一つぬきんでていると言っても過言ではないでしょう。むしろPCSはもっと出ても驚きません。

ワグナー選手も昨季辺りから本当に安定してきた上に、3F+3Tはだんだん良くなっている(ちょっと回転足りないことが多いですが)ので、

五輪で活躍しそうです。昨季のような怪我だけはしないように(これはどの選手もそうですが)元気でいてほしいと思います。

でもちょっとFSのジュリエットは強すぎるかも。ロミオを3人くらい養えそうな逞しさが。まあいいか。

ラジオノワ選手は思ったよりも緊張してしまったようですが、あの年齢にしてはスケーティングもいいですし、リカバリもできて

今後が楽しみです。あのあどけない笑顔を見ていると、ちょうど8年前の浅田選手を思い出す方も多いのではないでしょうか?

実は私もです。強みは8年前の浅田選手とは違いますが、ラジオノワ選手も有望であることは間違いないでしょう。

怪我することなく、うまく体型変化を乗り切って欲しいですね。

 

さて、このスケートアメリカで優勝したことにより、浅田選手はGPシリーズ6大会とファイナルの7大会すべてを制覇するという

偉業を成し遂げました。

GPのアサインは選手本人の希望が通るとは限りませんので達成したのは実力だけでなく運もありますが、それでもシングルで

達成したのは彼女だけですから偉業であることに変わりはありません。おめでとうございます。

ちなみにペアの雪姐さんとホンボーツァオ組(通称雪組)も達成しているとのことです。

 

とりあえず今日はこれにて。