歌うように語ろう

観劇や観戦(主にフィギュアスケート)等について語るブログです
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2012年ぱんだねこアスリートアワード

2012年12月30日 | スポーツ全般

私ぱんだねこによる、独断と趣味によって一方的かつ勝手に贈られるアスリートアワードです。

ふと思いついて今年から突然創設いたしました。なお、一方的に讃えるのみで表彰状や副賞などはありません(笑)

また、複数競技の選手をたたえたいこと、そして異種競技である以上優劣は決め難いので「大賞」ではなく皆様一律に優秀賞でございます。

多くのスポーツファンやぱんだねこを感動させてくださった皆様を、拙ブログにてささやかに讃え、来年の活躍を祈る記事です。

大体説明が済んだところで表彰に参りたいと思います。

 

*吉田 沙保里選手(レスリング)

今年開催のロンドン五輪のみならず、世界選手権でも連覇中。ついには国民栄誉賞まで受賞された、言わずと知れた最強女子です。

レスリングの技術的な部分はよくわかりませんが、彼女のコメントを聞いていて感嘆するのが、モチベーションを保ち続ける意識の高さです。

むろんその陰では、日々精進を怠らない努力があるのでしょう。また、レスリングから一歩離れTVに出ている時などは率直でチャーミングな

一面が垣間見られます。

今後のご活躍とご健康を祈念いたします。

 

*内村 航平選手(体操)

強い強いと言われ、結果を出すことを当然のように期待されながらその期待に応えるということがいかに難しいことか、今夏のロンドン五輪で

内村選手の姿を見て痛感させられました。しかし団体とゆかで銀、個人総合での金と見事に結果を示してくださいました。

彼の技を見ていると高度な技術は美しいものだということがわかります。また、自らに課する目標の高さも、孤高の厳しさと共に伝わってきました。

まだまだ年齢的にもこれから先が大いに期待できることでしょう。

今後のご活躍とご健康を祈念いたします。

 

*ロジャー・フェデラー選手(プロテニスプレイヤー)

この2~3年、戦績が低迷しがちだった彼ですが、今年はスタートから違いました。そして、おそらく彼が特に重要視しているであろうウインブルドンで、

見事に最多タイとなる優勝を決めました。また、ロンドン五輪では決勝まで進み、対戦相手が地元(正確にはスコットランド)のマレー選手とあたり、

超アウェイの中惜敗したものの銀メダルを獲得しました。前回の北京五輪ではダブルスで金メダルを獲得していますので、彼は単複両方でメダルを

保持している選手となりました。

また、これら以前に今年前半の活躍が活きて、31歳にして再びランキング1位に復活するという偉業も成し遂げ、通算で王座300週超えという前人未到の

金字塔を自らの手で打ち立てました。年々、ツアーをこなしていく中で疲労回復ができにくかったりエラーを量産してしまうなど、徐々に厳しくなってきていることは

否めませんが、しかし依然として彼が特に優れたテニスプレイヤーの一人であることはゆるぎない事実でありましょう。

双子のお嬢さんや奥様を帯同してのツアー転戦はだんだん厳しくなってくるでしょうが、できればもう少しの間、彼の美しく強いテニスを見せてほしいものだと

願っています。

今後のご活躍とご健康を祈念いたします。

 

*国枝 慎吾選手(プロテニスプレイヤー)

車いすテニスの国枝選手と言った方が分かりやすいかもしれません。それはともかくとして、彼はグランドスラム達成者であり、五輪二連覇も成し遂げている

非常に優れたアスリートであることが、今一つ知れ渡っていないように思います。上記のフェデラー選手にも讃えられている国枝選手の功績が、もっと

日本のスポーツファンに浸透することを願ってやみません。

今年も残念ながら、国枝選手のプレイを見る機会に恵まれなかったのですが、来年こそ国枝選手のテニスを目の当たりにする機会ができればと思っています。

今後のご活躍とご健康を祈念いたします。

 

*浅田 真央選手(フィギュアスケート)

昨シーズンまで続いた苦悩や不幸を乗り越え、失いかけたモチベーションを自ら取戻し美しくリンクで舞う姿に感銘を受けました。

彼女ほどマスコミに嫌がらせやいじめを受けている選手もいないと思いますが、それでも真摯に自らと向き合い向上心を無くさず努力する姿は

多くの人々の心を打ったものと思われます。

今季は彼女の努力が実りつつあり、ここまで4戦全勝という立派な成績を残していますが、それで満足せずにさらなる高みを目指す姿を見るにつけ、

頭が下がります。もはや彼女の目標はどんな点数を出すかとか、何位になるかということにはなく、「いかにパーフェクトな演技をするか。また

演技の質や難度をどこまで上げられるか」にあるのであろうと推察します。

どんな印象操作をしようが、ちゃんと見る者が見ればその優れた資質は分かるものです。

2014年のソチの舞台まで彼女の困難は続くかもしれませんが、見えない多くの声援を少しでも感じ取り、このまま王道を突き進んでもらいたいと

思います。

今後のご活躍とご健康を祈念いたします。

 

*羽生 結弦選手(フィギュアスケート)

昨季から成長の速さを感じていましたが、今季は一気にブレイクしたような印象を受けます。4Tの成功率の高さや3Aの質の高さなど、技術的に

安定してきている部分も多いかと思いますが、スケーティングなどまだまだ伸び代も多くそれだけに期待も大きいですね。

ぜんそくという持病を抱え、体調を崩しやすかったり、怪我も多かったりと不安材料もありますが、今後近い将来日本男子フィギュアを背負っていって

くれるであろうカリスマ性の片鱗を感じます。

彼の場合はスタミナが最後までしっかり持つような体力づくりが大きな課題になりそうですが、きっと克服できるものと期待しています。

今後のご活躍とご健康を祈念いたします。

 

以上の選手の他にもすばらしいアスリートはたくさんいらっしゃり、それぞれご活躍のことと思います。

今年は特に夏季五輪が開催されたこともあり、スポーツから多くの感動を頂いた年でもありました。

結果が出せた選手の陰で、無念の涙をのんだ選手はその何倍も何十倍も多いでしょう。把握しきれないほど多くの選手たちからも、

私たちは多くの感動を頂いたと思います。

私はスポーツとは常々、「筋書きのないドラマ」だと思っています。(中にはそうでもない競技もありますが)

その中で、常に鍛錬を怠らず真摯に進化しているアスリートの皆様には上記に挙げていなくても、心より感謝と尊敬の念を

表したいと思います。

今年も多くの感動をありがとうございました。来年もまた、元気に個々の選手が実力を発揮し笑顔で胸を張れる一年になりますように。

 

以上


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