ナナ日記

ミニチュアダックスのナナは16才9ヶ月で虹の橋を渡って行きました。
この頃は庭仕事と時々読書。歴史好き。

九州出張あれこれ・・

2007年06月24日 | 旅・風景
恒例になりつつある6月の九州出張。
読んだ本の感想だけは先に書いたけど、そのほか雑感いろいろ。

今回は、小倉まで新幹線で、後は大分一泊して、宮崎へと特急列車の一人旅。

また行きも帰りも山側の席で、来年はぜひ海側にしたいものだ!と思いました。別府あたりの風景は、絶対海の方がきれいだもん。
そういえば、別府駅で、駅弁売りを見ました!
なつかし~!子供の頃に徳山駅で見かけていたなあ。
おもわず買いそうになるけど、窓は開かないので、こういうときには降りて買うしかなさそう・・。
日豊線(だっけ??)は、大分から、宮崎は車内販売がなくて、大分で乗ったどっかの会社のおじさんたちご一行さまは、車内販売がないのをしらなかったらしく、ビールもなし、弁当もない、つまみもないと、みなさんでぼやいておいででした。
10時くらいから13時くらいの列車で、団体さんで、ビールも弁当もないとつまんないだろうな~と同情。

仕事が追っかけてくる旅で、7時くらいに大分のホテルについてから、届いていたfaxをチェックして電話で打ち合わせしたり・・(この日中締め切りってのもあったりで)。なんかどこまでも仕事~。
ようやく終わって、近くのコンビニで弁当でも買おうかと出てみると、ザ~ッって耳鳴りのような音がする。まさか疲れで耳鳴り??とドキッとしたけど、見渡すと、駅前のワシントンヤシに山のように鳥が群れていてそれの鳴声。
ヒッチコックの映画みたいでした。驚いたよ~。

行きの列車はどれも結構混んでいて、隣に常に人がいる状態だったので、結構窮屈でした。帰りは、ずっと隣が空いていてラクだったけど。

一人旅だと、まわりの声はよく耳にはいってくるんだけど、特に女の人同士のお客さんの声はよく聞こえる。みなさん、赤裸々な身内話を結構されていて、聞く方がちょっとまてよ~と思ってしまうような感じで・・。
30代くらいな人と、それよりちょっと上くらいの女性二人のお客さんで、若い方の人が本当におしゃべりで、一方的に自分の家庭環境とか、ご主人の話とか、そこまでこんなところで話す?って内容で、何を話しても最後は「私ってこうじゃないですかあ?」みたいなおちで、聞こえてくるだけで、うんざりだった・・。
受けてるほうはできた人みたいで上手く相槌を打っていたけど、同情・・・。

普段こういう会話を聞くことはないので、なんか新鮮だったけど、疲れました~。

宮崎のセブンイレブンで、宮崎限定の鳥もも炭火焼を買いました。ゆずこしょうがついていたのが、意外とおいしかったです。

一人旅、コンビニの旅でした

って、宮崎から帰ってからすぐまた職場へ。どうしてもこの日のうちにしなきゃならない編集作業。ファイナルカットプロって便利ですね~。でも、結局7時までかかっちゃった

たしか去年も宮崎から帰ってその足で仕事だったよな~。
せっかく宮崎にいったのに、宮崎県庁くらいみたかったです








『最後のテロリスト』1,2 谷崎泉

2007年06月23日 | BL本感想とか
久しぶりに大興奮!のBLでした。BLなんだけど、BLっぽくないんだよね。むしろハードボイルドといった感じ。
九州出張中で、帰りに1巻読み始めて、徳山駅に到着するまでさんざんドキドキワクワクさせられて2巻まで読み終えました。しばらく余韻でぼーっとなってましたよ~。ものすごくいいところで、というか今すぐ3巻が読みたい!!ってところで終わってるし!(月末には出るはず・・・!!)

「宿命によって安穏とした生き方を許されない男たちの、いびつで一途な愛を描く」・・・893さんの話です。
でも、すごくかっこよくて~
まあ、893がかっこよく見えるのはBLの世界ならではですが。
1巻の威士と凪の話とか、凪が涙を流すシーンで、泣きそうになりました。
2巻の、クールで殆ど感情の波のない蓮が、セキに対してみせる執着とか、胸がせつなくなるような感情なんだよね。
ああ、3巻、読みたい!

シバタフミアキさんのイラストがあまりBL臭くなくて、ピッタリだったと思います。
普通BLはさすがに車中では読まないんだけど、今回は隣が幸いずっと空いていたのと、シバタさんのイラストだったので(あざといカットとかがなかった!)、読めました


最後のテロリスト 1
谷崎 泉著二見書房 (2007.5)通常24時間以内に発送します。

最後のテロリスト 2
谷崎 泉著二見書房 (2007.6)通常24時間以内に発送します。



ちなみに、今回ほかに読んだ本。

神様がくれた指
佐藤 多佳子著新潮社 (2004.9)通常2-3日以内に発送します。


佐藤多佳子さん、初読みです。『一瞬の風になれ』を半年前から読みたいと思いつつ、未読。で、今回文庫本からチャレンジ。坂田靖子さんのあとがきを読んでそそられて購入。登場人物も話も悪くはなかったけど、なんか展開がゆっくりな印象。悪い人もいい人も、どっちつかずな微妙な感じ。終わり方も微妙でした。
この微妙さ加減が作品の味なのでしょう。多分・・。


殺し屋シュウ
殺し屋シュウ
posted with 簡単リンクくん at 2007. 6.23
野沢 尚〔著〕幻冬舎 (2005.4)通常2-3日以内に発送します。


以前購入したまま未読だった本。好きな肌合いの小説でした。クールなタッチで書かれているけど、センシティブでもある。
かっこよすぎでしょう、フィッツジェラルドを愛読する殺し屋なんて。
若い頃こういうタッチの小説が好きだったなあ。
若い頃だったら、この1冊で野沢尚は私のカリスマになっただろうなあ・・。

この2冊を、行きの列車とホテルで読んで、帰りは大沢在昌さんの本を読む予定でしたが、谷崎泉さんで終わったな・・。


めがねっこ

2007年06月20日 | 子供
今週から、ついにK介がめがねっ子に・・。
私も小6くらいからだったような。
0.3とか、なので、黒板の字が見えていない様子。
それでも、かっこわるいからと今までかけずにいました。

でも結構、めがね似合ってました。
一見頭よさそうに見えるじゃん~。一見だけど・・。

仕事200%って感じの毎日で、ブログもBLも全然余裕なかった~
明日から九州出張です。
ばあちゃんが助っ人にきてくれました!
「子供たち!これで普通の生活ができるからね!」と、母はいなくなります・・。
土曜に宮崎から帰ったその足でまた出社
話題の宮崎県庁をみる余裕もなしだ・・・。
ふう~
車中でのんびり弁当を食べるくらいが愉しみかな・・。BLは車中では読めないし・・。





『華の闇』 榎田尤利

2007年06月03日 | BL本感想とか
榎田さん、珍しい遊郭ものでした。なんか結構意外な感じ。こういういかにも今時のBLっぽい素材でも書かれるんだなあという・・・。
蓮川さんのイラストも華麗だったけど、貴師のイメージがちょっと違うかなあ。と思うのは、多分私が蓮川さんの絵があまり好きではないということなんだろうなあ・・。

でも、やっぱり榎田さんの小説で、話の展開もいいし、華月のキャラもすごくよいなあと思う。脇キャラも輪郭がはっきりしていて、主筋でない部分でも思わず泣きそうになりました。
華月が、ひとり雪をぼんやり眺めながら、涙するシーンとか、よいなあ。その後の貴師とのシーンで、裸足の華月のために襟巻きを置くところとか良いなあ・・。
そんなよいなあ~と思えるシーンが一杯ちりばめれていて、最後のハッピーエンドは夢のようにきれいで、幸福でした。

華の闇
華の闇
posted with 簡単リンクくん at 2007. 6. 3
榎田 尤利著 / 蓮川 愛イラスト
大洋図書 (2007.5)
通常24時間以内に発送します。


なんかBL以外でどっぷり感動した後は、榎田さんくらい読まないと、BLに戻って来れないような気がします。


『バッテリー』 6巻 あさのあつこ

2007年06月03日 | イロイロ感想
昨日の「おお振」の余韻を引きずりながら、今日は「バッテリー」6巻と、榎田さんの新刊を読みました。
今日は、娘っ子の行事のために、車であっちこっちと送ったり、待ったりで、車の中で読書。

『バッテリー』6巻。最終巻ようやく読みました。
やっぱり感動だった。門脇と瑞垣の関係がいいなあ。ちょっと泣けました。
というか、一人一人の思いがいいなあ。これで中学生か・・。生半可じゃないですね。
「おお振」の話をしていて、娘っこが、「廉がかわいい~って言ってるけど、よく考えると高校生なんだよね~。高校生ってすごい~」と言ってて(つまり、中学の自分に比べると、すごいお兄ちゃんなのだということらしい・・)、私から見ると、ガキんちょのうちなんだがな~。それも高1といえば、3月まで中坊じゃん・・と思ったんだけど、「バッテリー」を読むと、なんかそういう発想なんてどっかにいっちゃって、なんかひたすら感動・・。
映画は見てないけど、娘と見たらよかっただろうな~。
個人的には、海音寺くんが好きだ

バッテリー 6
あさの あつこ〔著〕
角川書店 (2007.4)
通常24時間以内に発送します。






『おおきく振りかぶって』 ひぐちアサ

2007年06月02日 | イロイロ感想
5月中旬からボチボチ読みはじめて、今日8巻まで読みました。
一気に読みたかったんだけど、仕事忙しくて余力がなかったのと、一気読みするのももったいないような気がしてて・・。
おもしろいです~。
アニマックスでアニメが始まって、それまで全然このマンガを知らなかったんだけど、居間にいったらたまたま子供たちが見ていて、それがちょうど「おれがお前をほんとのエースにしてやる。首振る投手は大嫌いなんだ」のシーンで・・・。
はっきりいって一目ぼれですよ
それから1巻買い、2巻買いして、娘っ子も読み、もう親子ですっかり嵌まっています。
なにが魅力かと言うと、「ふつうの高校生のやっている高校野球」って感じがすごくするところでしょうか。
8巻の帯に「高校時代をやり直したくなる」とあったけど、そういう胸の中が甘酸っぱくなるような、幸福感を感じられるマンガなんです。
もちろん野球マンガなので、殆ど試合シーンのところもあるし、ゲームの駆け引きとか、そういうおもしろさはもちろんあるんだけど、今までの高校野球マンガにあまりなかった、たとえ初めて息子の試合を見に行くお母さん方のやりとりとか、そういう日常的な部分がすごくリアルで暖かい感じがあって、いいなあと思えるんです。
しかし!やっぱ一番はキャラクターだなあ
三橋くんと安部くんのバッテリーがいいし、どのキャラもいいです。
まあ、やっぱり一押しは安部くんで、今まで「一番好きなキャラ」がかぶったことのない娘っこと初めて一致しました。安部くんかっこいい~
男としてかっこいいよね
やっぱ好きなシーンは、1巻で三橋と手を握って、「だってお前がんばってんだもん」のシーンかなあ。あと、7巻でびびる三橋に「おれはけがしねーっつっただろ!」って怒鳴るところあたりか・・。
7巻の表紙カバーに安部くんのあかあさんプロフィールが載ってなくて、娘と「なんで安部くんのでてないんだろ。子供の頃の写真みたいよね~」「なんかクールなお母さんだったりして。ほっとくタイプの」とか色々話していたんだけど、なんのことはなく6巻のカバー下にこれなかったお母さんたちのひとこまエピソードが載っていて、安部家、そうか!なるほど!って思いました。兄ちゃんなんだよね~。下の子が気になる母親。わかります。でもこんなかっこいい息子!うらやましいです
わかるなあ!と思ったのは、西広家。行きたいんだけどね~、知ってるお母さんいないしな~ってのが、身に沁みました。

野球やって、今まで知らなかった相手の気持ちもわかろうとしたり、同じ感動を味わったり、励ましたり、勇気をもらったり。そういうマンガです。

月刊アフタヌーンの掲載だから単行本になるペースが遅い
待ちきれないなあ

おおきく振りかぶって Vol.8
ひぐち アサ著
講談社 (2007.5)
通常24時間以内に発送します。