先日の道の駅ひまわりに行ったときに、阿蘇のミルクロードの近くに「地図の源」というところがあります。
これは私たち測量をしている者にとっては基本となる点なのです。
グーグルなどでは、東経○○度、北緯○○度という風に全世界じゅうでの位置を表していますが、それでは小さな土地などでは複雑になりますので、南北をⅩ軸東西をÝ軸とした座標で表しています。
全国を10数か所に分けてそれぞれの原点を決めてそこからの距離で座標を決めて測量しています。
私がいる九州ではⅠ系とⅡ系が使われていますが、私たちはⅡ系を使っています。
それのⅩ座標が0,Ý座標が0のところが阿蘇の外輪山のところにあります。
銘板を見ると2000年に熊本県の土地家屋調査士さんの会が作ったそうです。
東経131度00分00秒、北緯33度00分00秒をⅩ=0、Ý=0としてそこからの座標で位置を決めています。
私たち測量をやっている者にとっては非常に大切なもので今はGPSを使って座標を決定しています。
以前グーグルアースで東経131度、北緯33度を探したらこんなものがあることに気が付いたので一度行ってみたいなと思っていました。
入り口に小さな看板しかないので気が付かれる方はほとんどいないのではないかと思います。
今はこの座標があるおかげで位置が正確に出るようになりました。一度座標が決定しますといつでも再現ができますので便利になりました。