蟻塚先生の本をのぞいてみました
心的外傷ってDSM-Ⅳで定義されているほど「もーれつな」PTSDって体験率低いと思うけど、
蟻塚先生のおっしゃる「トラウマ体験」っていうのは、敷居も低いので、きっと誰でもあると思う。
深い底に沈んだ記憶が、急に記憶がよみがえっても多くの人は(intelligenceと関係すると思うけど)、
自分で「いまは、違う!なんか知らんけど急に思い出した!」ぐらいで済んでいるのだろう
(というか、自分もそういうときがある)
そんな「昔の記憶」が、認知症の周辺症状とは、深く結びついているのではないか?
認知症の場合は見当識障害の問題、判断力の低下の問題もあり、
「今は違う!」とは思わない(思えない)のだろう。
ということは、昔の記憶を上手にたどれば、周辺症状は「オープンダイアローグ」を駆使すれば、
薬物治療や身体抑制は不要な時代が来るに違いない