物のたとえで「陸上競技で言えば1-2周回遅れている」と発言する人がいますが、
トラックレースで(例えば10000m、5000mとか)、1-2周遅れれば
基本的には、頑張っても追いつくことはできません!
マラソン(42km)なら400mぐらいは戦略によっては可能性ある距離ですが
10000mレースの400m差は、かなり大きいです。追いつけません。
ましてや5000mレースの800m差では、話になりません。
「先頭1人だけが1-2周速い」であれば、その先頭が急に大ブレーキで、
そのランナーに勝つ(追い抜く)ことは出来るかもしれませんが、
先頭集団から1-2周遅れであれば、集団には追いつけないし、絶対勝てません!
箱根駅伝の当ブログコメントでも書きましたが、
「前を走っているランナーが落ちてくる」のは戦略的にありですが、
力が拮抗していれば、落ちてくるのは精々前の集団の5%以下と考えるのが妥当
自分より前に20人走っていれば、1人は落っこちてくる可能性あり。
100人走っていれば5人ぐらい落ちてくる可能性あり
だいたい抜いていくには外側から抜くわけですから、走る距離も長くなります。
400mトラック、セパレートレーンの1レーンと2レーンであれだけ違うわけですからね
陸上競技、なかなか弱い者には厳しい競技です。