まだ「咲き始め」ですが
ようやく遅れていた桜の開花がここ長野市でも始まりました。
昨年は周りの方々、友人のY君共に足並みを揃えたように4月4日のことで
それを見て慌てて6日にジャガイモの植え付けをしたのですが
今年は皆さんバラバラなので誰を参考にして良いのか分かりませんでした。
隣のAさんが一番早く、もう10日も前に終わっているのですが
Y君はまだで、今週の様子を見て、と言っていました。
かように、どうも農業は百人百様のようで
親の代からそうしている、とか周りがそうするから、などという
あまり科学的でない理由に基づいた方法でそれぞれの方が“てんで我々”に行っているようです。
多分、種や苗、農薬・肥料の供給から生産物の出荷を一手に引き受けている農協からは
それなりの技術に関する情報ももたらされているのでしょうが
一旦身に付いたやり方を積極的に変える姿勢はほとんど見られません。
特にこの辺りは土壌の関係があるのでしょう
出荷をする主たる農作物はリンゴであって、野菜は子供達などへ送るなどを含めて
自家用のためにほとんどが奥さんの副業として作られているのですから
正直、あまり熱心ではないと言ってもあながち外れてはいないと思うのです。
それが証拠にこの周りでは、野菜に関しての質問をご主人にすると
「俺はあまり知らないから家内に訊いてくれ」とよく言われてしまいます。
もっとも、ではご主人に「1本のリンゴの木からは何個くらい収穫できますか」とか
「器械などを含めて人件費以外の原価率はどの程度ですか」などと尋ねても
まともな答えは返ってきたことがなく、「農業はお金ではなく好きでなければできないよ」などと
はぐらかされてしまうことからしても、あまり情報を漏らしたくない体質みたいなものもあるのかもしれません。
ところで、今年のジャガイモの植付けを2日がかりで週初めに終えたのですが
昨年のように後日、ご近所から頂いて増えることも予想して
キタアカリ・男爵・メークイーンそれぞれ1㌔ずつ、昨年の3倍、株数にして約40個でした。
同時に、好物であるブロッコリー・カリフラワーの苗と白菜・スナックエンドウの苗も植えました。