九州・福岡県の男子校、私立〇〇高校2年生の総勢はなんと800人
4つのホテルに分宿しての修学旅行でした。
もちろん、ほとんどの生徒がスキーは初めてどころか
雪玉に出来ないパウダースノーに触れることも初めてとのこと。
これまでの経験を生かして、受け持った10人のうち
高所恐怖症でリフトに乗ると吐気がする1名を除いた残り9人全員が無事
ボーゲンで中級緩斜面を滑り降りれるようになったのでした。
(吐気の彼は別動隊数名と安曇野を訪ねて蕎麦打ちを経験して来たそうです)
もっとも、即席の3日で覚えるのは決して“本物”ではなく
かかとの押し出しによる横滑りやコーチによっては
腕の回し込みに頼った「なんちゃってボーゲン」と呼ばれるものです。
それでも最終日までには
できるだけ標高の高い場所まで連れて行って
冬の信州の景色を記憶に留めてもらい、迂回のための林間コースを使って
滑る楽しさを味わってもらうことは充分に出来るはずで
これが我々コーチに与えられた任務ということになります。
九州からは新幹線で名古屋まで、バスに乗り換えて志賀高原まで来たそうで
レッスン終了の後さらに4日目の宿泊、翌日には東京を回ってスカイツリーを訪ねて1泊
金曜日には羽田から空路、福岡に戻るのだといいますから
かなりリッチな旅行ではないでしょうか。
(一ノ瀬ファミリーゲレンデ)
一生記憶に残る思い出になったことを願いつつ
この10人の中から例え一人でもスキーにハマり
将来、再度このスキー場を訪れてくれることを祈って止みません。