自分の技術の向上ともう一つ、教え方そのものを参考にするため
1日4000円の受講料を払ってSAJのレッスンを受けて来ました。
同時に今季からバッジテスト1級の検定種目に加わった
「横滑り」の実際を知りたいとも思っていました。
(スキー学校集合場所。小さな子供達が多かった)
連休最終日は混まないだろうとの予想通り、1級受験レベルの上級班は
私を含めて50歳過ぎの3名、全員が長野市の方でした。
私が一番カービングっぽい今風の滑り
他の2名は板を揃えて“立ち上がり沈み込み”という上下動を使って
エッジングする静止動作を伴った以前の滑りでしたが
未だにこちらの方がカッコ良く見えてしまいますし、ザッザッと1ターンごとに
歌舞伎の“見え”のようにポーズを決められる快感は捨てがたいと思うのです。
とは言え、丸々2シーズン練習してようやく、ターン内側の手が
雪面に触れそうになるほど身体が内側に倒れるようになりましたので
スピード感はさらに増して、元々“飛ばし屋”の私には
何とも気持ちの良い高速大回りになってきたことは確かです。
ところで、検定に加わった「横滑り」とは単に真下にズレ落ちるのではなく
ターンとターンの間にズレ落ちる斜滑降を加え
急斜面を数回ターンする種目のようです。
“身体に無理がない”と言われるカービングなる滑りを流行らせておきながら
「彫る・削る」しかできないと危険だからズラシが必要、などと
この種目を加えた理由を説明されましたが
これは今回お世話になったコーチ一個人の考えなのでしょうか
それともこの団体内で統一された考え方なのでしょうか。
確かにせっかく用具で身体をかばっておきながら
それを使って運動している間にケガをしたら本末転倒になってしまうのでしょうが
だったら最初から“加速”などさせなければ済むような気もしないではありません。
かように、SAJって多面的な方向から様々な理屈を並べて来るんですねぇ。
明日からは4日間のレッスンでまた志賀高原に上がります。