今回の生徒さんは新幹線とバスを使って
修学旅行としておいでになった福岡県立S高校の2年生310人でした。
担当は男子生徒10名の予定が1名は不参加のため実質は9名
2名は“経験あり”、残りは全員“生まれて初めて”の班でした。
1日目:雪
2日目:雪
3日目:快晴
ここ熊の湯は今シーズン2回目ですが
丸々3日間に渡るゲレンデのみのレッスンが
正直、こんなに疲れるものとは思いませんでした。
理由は明確、1本滑り下りるだけでリフト待ち&乗車時間を含めたら
小一時間を費やせる長い林間コースがないためです。
それもほとんど初心者の見本となる滑りの
プルークボーゲンだけで滑り続けなければならないのですから
年寄りにとっては脚の負担が半端じゃないからです。
ちなみに初心者に、楽にボーゲンが出来る
内足の使い方を教えることは私の経験ではまだ不可能です。
こうしてゲレンデの斜面に難なく立てるようになるのでさえ
一部の人には2日がかりになることもあり
初心者のレッスンは決して楽な仕事ではないのです。
ともあれ、今回も最終日午後の終了直前の数本では
全員がまだ帰りたくないと口にするまでに上達してくれましたので
無事、お仕事完了と相成った次第です。
*ホテルのショーウィンドウに飾られている昔のスキー。
左は普通の長靴を、右になってようやく
革製のスキー靴をこの金具で固定したはずです。
ストックはもちろん竹製でした。
どちらもガキの頃、履いた記憶があります。