保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

三菱自動車はもう要らない…⑥“リコール隠し”私の実録(その4/最終)

2016年05月13日 | クルマに関するアレコレ

たった一晩で提出用の書面を作り、東京から250㌔離れたここ長野まで
朝一番の電車に乗ってわざわざそれを届けるのですから
ことの重大さを想像するに難くありません。

ただし、その時点でもまだ
この大騒動になっている理由を誰も私に教えてくれませんでした。

そして翌朝、駅からタクシーで着いた若いスーツ姿の男性が持参し
社長を介して私の手許に届いた書面は、タイトルが確か
「商品情報メモ」だったと思うのですが、また書かれていた内容は失念しましたが
A4の普通の便箋に手書きされた、いかにも“正式ではない”風の1枚でした。

これをクリアファイルに入れ10時前にはクルマで20分程の距離にある
陸運支局に到着し、2階の然るべき部署の係官に提出。

「ああ、この書面ですか…」

係官の少し期待外れの表情をしたこの時が
2日に渡る三菱自の目論見と苦労が報われた瞬間だったのでしょう。

これ以降、あの緊迫した雰囲気はどこへやら
何事もなかったような元の静かな日常に戻ったのでした。

そして後日、次の2つの噂話を耳にしました。

1.この燃料ポンプの不具合が発覚すると
同種ポンプを使用している他自動車メーカーを巻き込んだ
100万台規模のリコールに発展したはずだったこと

2.「当該ミラージュは過去に自損事故を起こしていて、それが原因で
燃料ポンプから燃料漏れが発生した」との正式な報告書を
3カ月後に三菱自が国交省に提出したらしいこと

この報告書提出は三菱自本社が直接関わったので過去の事故歴まで
どんな方法で入手したのか等、情報は皆目掴めないままでしたが
いずれにしても問題をもみ消すための、それもいかにも手慣れた様子で対処する
一連の巨大組織の力を垣間見たことは間違いありません。

ちなみに、40歳過ぎに独立開業のため円満退社するまで
私に対する特別な懲罰はなく、サービス部長、総務部長、中古車部長と
全て取締役を歴任させていただきました。
 

【三菱自動車の関する昨日のニュース見出し】

・三菱自、事実上、日産の傘下に

(続く)

 

コメント
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