診断医に腹部超音波検査の画像を見せられながら言われました。
「肝臓部分が白っぽく映るのは脂肪がついているからです」
つまり「脂肪肝」になりかかっているというわけですが
"肝臓に脂肪がつく"というのは、肝臓周りに脂肪がたっぷり付着している
というのではなく、肝臓の1つ1つの細胞の内部に
脂肪が過剰に蓄積(肝細胞の30%以上)している状態を表します。
実物を比べてみると、正常な肝臓は
お店で売っているレバーのようなピンク色をしているのに
脂肪肝の肝臓は全体が黄色く変色し、かつ肥大しているそうです。
これはもともと肝臓には脂肪を代謝(処理)する働きがあるのですが
様々な原因により処理しきれなかった脂肪が肝臓の細胞に溜まり
言うなればフォアグラ状態になっているからとのこと・・・。
今や日本人の4人に1人が脂肪肝と言われています。
そして脂肪肝が問題なのは、肝硬変や肝臓ガンへと進行する可能性がある一方
生活習慣病(糖尿病・脂質異常症・脳血管疾患・心疾患・高血圧・肥満)の
リスクを高めることが最近になって分かってきているからとされます。