「脂質異常症」は動脈硬化の進行を速めることが問題とされています。
一方、血圧は以前から「至適」に属しているのですから
動脈硬化は起こし難いはずです。
この2つを併せ持っている私は一体
動脈硬化になり易いのか、なり難いのか・・・
脂質異常症の治療を再スタートするかどうかを検討するにあたり
2年半前に初めて受けた動脈硬化の程度を調べる
血圧脈波測定と頸動脈超音波検査の2つの結果が下図でした。
血圧脈波測定
(血管のつまり具合)
上腕と足首の血圧の比を測定することにより
血管の狭窄の状態がわかります。
通常は足首の血圧は上腕よりもやや高い
つまり1より大きいものですが
その数値が逆になっている場合は下肢の動脈が
脂質などでつまっている疑いがあります。
(血管の硬さ)
心臓が収縮すると動脈を通って血液が
身体のすみずみにまで送り出されます。
このときの脈波伝導速度は血管が硬くて
しなやかさが失われている人ほど早くなります。
頸動脈超音波検査
本当は脳の血管、心臓の冠動脈の状態を見たいのですが
深部で見えにくいため頸動脈で代替する意味があります。
動脈の硬化や狭窄の度合い、プラークの状態を見ます。
3層構造の血管壁の中2層の厚み(IMT)は
加齢とともに肥厚し1㎜を超えると動脈硬化とされます。
ICAは顔へ行く外頸動脈との分岐後、脳に行く内頸動脈のこと。
どちらの結果からしても「特に動脈硬化が進んではいない」とされ
初めて受けた検査結果にほっと胸をなで下ろしながら
服薬治療を再度、始めた方が良いとする医師の奨めに従わなかったのでした。
その後、適度なスポーツは週3日から5日に増え
自家消費用野菜は量&種類とも大幅に増加したことに比例して
生来嫌いだったのに野菜消費量は大幅に増大し
そして何よりも1日1箱だったを絶って2年が過ぎているのです。
これらの生活習慣による至適血圧が
服薬治療を受けていない脂質異常症による動脈硬化の進行を抑えて
この検査当時の血管の状態が今後も維持されることを願って止みません。