保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

敬老の日に思う。選挙権の返納制度があっても良いのでは・・・

2016年09月21日 | 世の中のあんなコト、こんな事

17歳まで選挙権がないのであれば、例えば平均寿命年齢を超えたら
選挙権がなくなっても良いのでは、などと訴えたら周囲から
ひどい非難を浴びるに違いありません。

しかし、最近ボケて来たなどと平気で宣いながら
何かにつけて"お迎え"のことを口にする多くの年寄りにとって
5年後、10年後の世の中がどうなろうと早い話、どうでもよいことです。

にも拘わらず、これらの近い将来この世の中から消え去る世代を重視する政策を訴えれば
票が集まって政治家になれるのが今の選挙の実態です。

結果として当然、年金・医療に代表される高齢者福祉に予算が割かれますので
若い人が訴え続けている子育て等へ回るお金は後回しになります。

少し的外れの例かも知れませんが、約130世帯の我が町の育成会加入小学生はたった6人
一方、今年も町内行事における敬老会は70歳以上の招待対象者は約130名で
その半数が主席し盛大に開催されたのは一昨日のことです。

"一家に一人"という当たり前のことを敬うために20万円超の予算が使われる
必要性がどこにあるのか私には見当も付きません。

実際の選挙においては、人口数から見ても投票率からしても
確実に票に繋がる年寄り向け政策を訴えないと当選しないのですから
若者向けなどはほとんど見られなくなります。

これが若者の選挙離れに結びついてしまうのかも知れませんが
将来、社会的なツケとなって自分たちに回って来ることを多分、彼らは
気が付いていないでしょう・・・。

そのあたりを危惧する私のような年寄り向けに、せめて若者の
一票の重さを増す意味で、運転免許証のように投票権の
返納制度があっても良いのでは、と考え始めたのは隠居した頃からです。

すでに年金生活に入っているのですから今後の生活が政治に左右される度合いは
現在及び将来、現役の人々とは比べ物にならないほど些少なものです。

受給している年金にしたところで
これまでの積立分の返納を受けているのではなく
あくまで現役世代に支えられているシステムなのですから
彼らあっての年金生活なのです。

最近の国政選挙では70代が20代の2倍の投票率になり
投票する人の半数が60歳以上になりつつあると聞きました。

これら高齢者向けではなく
若者向け政策を訴える人を有利にするために、現状では
「投票に行かない」という人聞きが悪い方法しかやりようがないのです。

「シルバー民主主義」なる言葉も登場して若者票が活かせる選挙制度の改革は
まだまだ訴え段階、実現できるにしてもはかなり先のことでしょうから
せめてそれまでは大手を振って棄権する権利が欲しいと思うのです。

シルバー民主主義・・・少子高齢化の進行で有権者に占める高齢者(シルバー)の
割合が増し、高齢者層の政治への影響力が増大する現象。
選挙に当選したい政治家が、多数派の高齢者層に配慮した政策を
優先的に打ち出すことで、少数派である若年・中年層の意見が
政治に反映されにくくなり、世代間の不公平につながるとされている。

コメント
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