保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

イントラが「ケガをしないように」と言う裏の事情

2016年09月24日 | 運動と身体

私も6年前に2年間「若返り体操教室」に通っていましたが
おばちゃん&お婆ちゃんの姿しかほぼ見えない昼間
開催されているカルチャースクールなどのスポーツ教室に参加すると
インストラクターが次のようなセリフを必ず口にします。

ストレッチ系では「気持ちの良いところまででいいですよぉ」

球技などの実技系では「ケガをしないように~」「無理をしないように~」

ストレッチつまり柔軟体操を気持ちの良い範囲で止めていては
ほとんど効果がなく、目指す若返りなどは遠い夢のまた夢なのに・・・。

別に長時間の机仕事の後の"背伸び"をしに来ているわけではないのですから
気持ちの良い範囲を超えて、少しキツイと思えるところまで
伸ばしたり曲げたり捩じったりすることで初めて
徐々に加齢によって可動域が狭まることを防ぐことができるのでは。

また実技の場合は、誰も好んで痛い思いをするはずもなく
普通に動いているある瞬間にふと範囲を超える動きをしてしまうことが
原因になるのですから、本人も無理していた感じはなく
またケガに注意を払っていた上での話なのです。

特に球技においては、「無理をするな」と言うのなら
相手を出し抜いて点数を獲る対戦型の形式にすること自体が間違いであって
できるだけ落とさないようにその回数を競う、古の蹴鞠のような
球技の原型形式にすれば面白さは比べ物にならなくても気持ちを入れ込まなくて済み
"つい"がなくなる分、ケガはより減少するのではないでしょうか。

そもそもストレッチによって適度な負荷を与えて筋肉や関節を柔らかく保ちつつ
出来るだけ可動域を広げておくこと自体がケガの予防に繋がるのです。

反射神経の衰えを少しでも防ぎながら楽しく体を動かして汗を流す
その前に行うストレッチの位置づけを理解してもらうことを端折るどころか
「気持ちが良いところまで」などと言うことは正しくありません。

かように、そもそもそれなりの効果を期待してこうした教室に参加するのであれば
インストラクターの言うことを言葉通りに捉えていてはイケマセン。

彼らは知識&技術を学んだプロではあっても所詮、雇用されている上
効果があったかどうかを検証されることはないのですから
参加している高齢者がストレッチで柔軟になろうがなるまいが
実技が上達しようしまいが極端な話、どうでも良いのです。

そうした不確実かつ将来的な成果よりもむしろ
とにかくまずはケガをせず、ほんの少し流した汗が心地よく感じたまま
その日お帰りいただく目先の無事を何よりも優先します。

なぜなら、万が一どこかが痛いとなったら
すぐに救急車を読んだり医者に搬送したりしなければならず
その上でもし保険対象ならその書類の準備・作成、何よりも雇用先には
コトの経緯に関する報告書及び要求されたら始末書の作成・提出など
それはそれは面倒な事態に陥ってしまうからです。

場合によってはご自宅に送って行きご家族に経緯を説明して
お詫びしなければならないケースもあります。

こうした裏の事情があるのですから、それなりの効果を期待するのであれば
全てインストラクター任せはダメなわけで、提供された場所と機会を利用して
自らも少し学び、その責任の範囲で我が身を鍛える心構えも必要です。

極論したら、ケガをしないことを最優先と考えるのなら
こんな所には一切顔を出さず、家でじっとしているのが最善策です

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする