保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

初めての鍼灸治療

2016年09月29日 | 病気一般の話題

15年来の変形性膝関節症はヒアルロン酸局所注射で快調を維持していても
その後の慢性的な腰痛と左ひじ痛には、西洋医学では今のところ
コレという治療方法がないらしい印象を持っています。

そんな折、7月からお世話になっているソフトバレーチームに所属する若夫婦が
二人とも鍼灸(しんきゅう)師の資格を保持して開業していることを知り
ぜひ一度、体験してみることにしたのは先日のことでした。

この手の東洋医学に関して私が怖く感じる点は力任せにボキボキされることで
事実、膝痛の時に何十年ぶりに訪れた接骨院でも、うつ伏せの姿勢で
両脚を抱られベッドがズレるほど引っ張られたのでした。

接骨院・・・国家資格の「柔道整復師」が施術を行う施設。
治療の主目的は原因のはっきりした主に急性のケガで医療保険が適用される。
肩こり・慢性的な痛み・マッサージなどは保険の適用外で実費請求。
"整骨院"表示は違法の可能性あり。

X線撮影によって原因を探ることは"東西"どちらも同じなわけで
加齢のため軟骨が変形することで上下の関節の神経が触れ
痛さを感じるという診断も同じでしたが、その対処療法に違いがあり
"東"は無理やり関節の間隔を広げて神経が触れないようにする、他方
"西"は減ってしまった潤滑剤を関節液に補充することで関節の動きを良くし
軟骨や関節同士の接触、摩耗を抑えようとすることのようです。

理屈的には両方とも合ってはいても無理やり隙間を広げても
立って生活していたら元に戻ってしまうことは子供でも分かることで
「今時、力任せはないのでは」との思いもあり、またMRIでより正確な診断が下された
西のI先生の整形外科にお世話になってすでに10年近くの歳月が流れています。

ただその後加わった腰痛と左ひじ痛に関しては
I先生の「検査を受けてみますか?」というあまり積極的ではない口振りから
有効な治療方法はないに違いないと感じ検査も受けていません。

どうにもならない激痛を伴うまで進行した場合の人工関節置換手術はともかく
加齢に伴いアチコチ増える関節などの慢性的痛みをすべて取り除くことはほとんど不可能で
例えば筋肉を鍛えることで関節にかかる負担を軽減するなどの
補完する部分の補強により持ち応えさせるしかないということのようです。

ヒアルロン酸注射にしたところで、効果がなかったという方もたくさんいますので
たまたま私の膝痛に有効だったことは幸運でした。

そうした西洋医学への印象がある中でこの若夫婦に会い、もしかしたら
東洋医学の鍼灸は漢方薬のようにジワジワ効くので激しくない慢性的痛みに
効果があるのでは、と思い、かつ奥さんの方なら力もそれほど強くないので
恐怖心を抱くこともなく試しに受けてみる気になったのでした。

子供の頃は必ず目の不自由な按摩(あんま)が笛を吹きながら通りを流し
それを自宅に呼び入れて、いわゆるマッサージを受ける不思議な世界だったものが
現代ではこうした若者も加わる技術職に進化したのですから
何かの効果があるに違いないとも思いもありました。

もっとも、この按摩と整体、鍼灸はどうやら別物のようですが・・・。

整体・・・体全体の骨格や関節のひずみ・ズレの矯正と骨格筋の調整などを
手技と補助具にて行う医業類似行為の一種。 
開業はカイロプラクティック(指圧)などと同様、特に資格は不要。
「マッサージ屋さん」という位置付けなので保険治療は不可。
利用の主目的は肩こりやマッサージなどになる。

《按摩とマッサージの違いについて》
按摩は遠心的(心臓に近い方から遠い方に向けて)治療し
マッサージは求心的に行うと教科書には書かれている。
そのほか、按摩が衣服の上から(首筋や手足の先などの露出部分は
わざわざ日本手ぬぐいを架けて行うこともある)行うのに対し
マッサージは滑りをよくするためタルク(汗知らず)や
マッサージオイルをつけることはあるが、原則として膚に直接行う。
また、按摩は経路理論に従い、マッサージは西洋医学の解剖学を拠り所とする。
按摩は「もみりょうじ」とも呼ばれるように、もむ手技が多いが
マッサージは軽擦法などこする手技が多いなどと言われる。

そして今回、鍼・灸・整体を約1時間超・友人価格4千円の効果は
もともと痛み自体に日常的な強弱がありビフォーアフターが今一つ
明確ではないのでよく分かりませんでした。

ただし、施術中は結構気持ちが良かったので
また受けてみようかなぁという気にはなっています。

コメント
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