女房が運転してA動物病院へ行く車内のいわゆる"買い物カゴ"の中で
網の隙間から手を入れてずっと撫でてはいても、不安そうに
泣き続けていたのはしょうがないことです。
診察の結果、耳は「扁平上皮ガン(いわゆる皮膚ガン)」
お腹は皮膚炎ではなく「ストレス性脱毛」
そして血液検査によって判明したのは
「甲状腺機能亢進症(こうしんしょう)」。
この甲状腺については、肝酵素値が異常に高かったため
残りの血液の検査で翌日に判明したものです。
結局心配された腎臓については「異状なし」となり、画像のみの
診断で別の病院から処方された薬を飲ませているという
"本宅"のTさん宅を訪れ、この結果を報告するとともに
腎臓薬の服用は止めて頂くようにお願いしました。
もちろん事前に何ら相談することなく勝手に診察に
連れて行ったことは一応、本宅の顔を立ててお詫びしておきました。
ところがその際に聞いたのですが、昼間のほとんどを我家で過ごし
夜はいなくなるのでTさん宅でこれまで通り寝ているものと
思ってたのに実は数日間戻っていないとのこと。
お嬢さんが心配して付近を探し回ったこともあったそうな。
言うなれば我家が本宅に、Tさん宅が"別宅"にいつの間にか
入れ替わっていたという状態に。。。
そしてその後は昼夜を問わず我家の飼い猫の如く居ついて
リラックスしている姿を見るにつけ、ライバルに勝ったような
気持になりつつも、Yさんご夫婦と娘さんの寂しさは
如何許りかとほんの少し思いやってはいます。