「甲状腺機能亢進症」は、治療せずに放置した場合には
病気による異常な活性化のため内蔵に負担がかかり
それによって燃え尽きるように死んでしまう
残酷な病気だそうです。
目に見えて痩せたことから、すでにかなり
進行していることは想像するに難くありません。
治療は処方された小さな錠剤を半分に割って2袋の粉薬に分け
これを飲ませて1カ月後に再度血液検査を受け
薬の量を調整するとのこと。
要は体重の減少が止まってくれるかどうかが
重要なポイントになるようです。
一方「脱毛症」と「皮膚ガン」のうち、脱毛症については
「皮膚炎ではなく、原因の特定は困難だが甲状腺異常の影響や
別のストレスも考えられるのでしばらく様子を見るしかない」。
これは止むを得ないとして
予想外に対処が面倒なのが左耳の皮膚ガンです。
せっかく黒い大きなカサブタになっているのに痒いからか
後ろ足で掻き取ってしまうものだからまた出血し、すると今度は
相当痛いのでしょう、耳をパタパタさせて血を
飛び散らせながらあちこち歩き回る。。。
そのたびに欠損も大きくなっているようにも見えます。
外科的に切除するしか方法はないが、軟骨を挟んだ
サンドイッチ構造になっていてそれぞれが分離して今以上に酷い
状態になる可能性もあり、さらに切除後2週間もの長い期間
例のエリザベスカラーを首周りに巻いておかなければならないこと等
A先生の話からではこれまで野良として育ってきただけに
とても対応が無理に思えてしまうのです。
転移は稀だが切除出来ない場合の余命は数カ月とも。
(急遽あり合わせの材料で作成した"猫穴")
まだ10日前後とは言え、命に関わる病を2つも抱えながら本人から進んで
我家に居ついたのですから、もしかしたら死に場所として
選んだのかも知れず、今の時点ではせめてその期待に応えて
"飼い猫"として看取ってやるつもりで世話をすることにします。
ただ"いざその時"は、世間で言われているように
姿を消してしまうのでしょうか。。。
またあまりに可哀そうな病状に進行してしまったなら
「安楽死」も視野に入れていることは本人に伝えてあります