りんくんはかかってきた電話があまり好きではありません。
相手が誰か分かっていれば、
りんくんの好きな人であれば、
なんて事ないんですけど・・・
家の電話
に関して言うと、
ナンバーディスプレイを付けてないものですから、
ほとんど出てくれません
これは確実におばあちゃん
とか、そんな時に出てもらうくらいです。
けれど夕方、ママ、どうしても手が離せなくて、
やむを得ずりんくんに出てもらいました。
「・・もしもし・・○○です」
マ(お
、りんくん、ちゃんと名字も言ってる
感心感心
)
ママ、のんきにそんな事を思っていたら、
りんくんの表情が、瞬く間に歪んできて、
ママに向かって口ぱくで
「ママ、知らない人
」
すぐにも受話器を置いてしまいそうだったので、
ママは大急ぎで、
「『ちょっと待ってください』って言いな
」
と小声で伝えたところ、
「ちょっと待ってください・・・」
今にも泣きだしそうなしわしわの声で、
目からは大粒の涙がこぼれ落ちそうな様子で、やっと口にしてました。
ママが電話を終えてからは、
いつもと変わらぬ様子のりんくんでしたが、
その後の電話には、今迄通り
「ママァ~、電話だよぉ~
」
と、大声で知らせてくれるりんくんでした。
決して受話器には触れようとしない
トラウマか

ごめんね、りんくん・・・
誰にだって、苦手なものはあるよね
相手が誰か分かっていれば、
りんくんの好きな人であれば、
なんて事ないんですけど・・・
家の電話

ナンバーディスプレイを付けてないものですから、
ほとんど出てくれません

これは確実におばあちゃん

とか、そんな時に出てもらうくらいです。
けれど夕方、ママ、どうしても手が離せなくて、
やむを得ずりんくんに出てもらいました。

マ(お




ママ、のんきにそんな事を思っていたら、
りんくんの表情が、瞬く間に歪んできて、
ママに向かって口ぱくで



すぐにも受話器を置いてしまいそうだったので、
ママは大急ぎで、
「『ちょっと待ってください』って言いな

と小声で伝えたところ、

今にも泣きだしそうなしわしわの声で、
目からは大粒の涙がこぼれ落ちそうな様子で、やっと口にしてました。
ママが電話を終えてからは、
いつもと変わらぬ様子のりんくんでしたが、
その後の電話には、今迄通り


と、大声で知らせてくれるりんくんでした。
決して受話器には触れようとしない

トラウマか


ごめんね、りんくん・・・
誰にだって、苦手なものはあるよね

