結局・・・
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最悪の結果になってしまいました。
試合中に受けた頭部へのダメージが致命傷になったのだとは思いますが、この事故の「遠因」も今一度検証すべきでは、とも。
🏥
12月の記事でも少し触れましたが穴口選手がダウンした場面が不自然に感じるんです。
ボクサーがボクサーであり続ける理由 - Gの魂 (goo.ne.jp)
今のパンチで倒れる?と思えるほど突発的に足から崩れる場面がありました。
既にあの時点で何かしら身体に異変が起きていたように思えてなりません。
🚥
今回のような事故が起きても討論されるのはレフリーが止めるタイミングとか直接的な打撃の部分ばかりであり。
それ以前に事故の大きな要因の可能性がある試合前のコンディションへの言及が少ない気がします。
穴口選手が当日どのような状態でリングに上がっていたのかも不明なので以下の文は一般論として書かせていただきます。
プロボクシングは前日計量です。
双方が同じ条件で勝敗を競うため体重制限を設ているのが階級制競技の主旨のはず。
しかし計量後から競技開始までの体重増加は考慮されないという盲点をついて行われているのが直前の水抜き行為です。
計量さえクリアすれば翌日の試合までにリカバリと称し身体を大きく戻す事によってフィジカルで優位に立てますから。
選手は責められません、相手だけがやれば自分が不利になるだけなので。
結局対峙する双方のボクサーの身体には試合前から多大な負担がかかるわけでして。
脱水状態からの戦闘は極めて危険です。
計量直前の水抜き行為はぼくの選手時代以上に行われていると聞きます。
急激な水抜きが身体に大きなダメージを与える事は誰でも知っているかと思いますが。
スポーツ医学の発達した現代でも計量直前の水抜き行為が行われているどころか流行しているのが令和のボクシング界です。
これは運営側の問題だと思うんですよね。
規制なり何かしらの対策が必要かと。
昭和末期までボクシングは当日計量でしたが
減量から解放されたボクサーの回復時間を考慮して前日計量に変更されました。
でも結果的にこのタイムラグが悪用されているのが現状。
これでは計量する意味がありません。
だからもう当日計量に戻した方が良いのでは?とぼくは考えてます。
今回起きたリング禍と減量との因果関係は不明ですが再発防止として考える事はたくさんあると思います。
亡くなった穴口選手は攻防ともに非常に優れ将来性豊かな選手だったのに。
重ね重ね残念な事故でした。m(_ _)m
■今日のおまけ画像
減量どころか増量中のチビ太くん
良く寝て良く食べます。
押忍