ピアノを学ぶものは、誰でも弾いてるハノン。
面白くないハノン(笑)
本当は、「アノン」と言うらしい。
去年、C先生のセミナーで学んで、目から鱗というか、ほ~~と思うことがあった。
単なる指の運動でなく、「自分が出したい音を自分の耳でよく聴くための本」
「耳の訓練」のためにある!!
出した音(出てきた音)で、判断し、コントロールできる指をつくる!!
素晴らしい
そのためのノウハウを学んだ。
同じ内容が、今も「レッスンの友」に連載されています。
自分でもやってみて、レッスンでもできる範囲で、使ってみる。
理想的な方法だと思う。
しか~し、この方法では睡眠不足の時には、眠い。

眠りかけては、「耳の訓練」もあったものではない。

スイマセン。C先生
私のような凡人には、ただの指の訓練である時間も必要なのだ。
時間の無駄をしないで済む優れた才能がなく、おまけにかなり老化した脳みそなので
根性まではいらないけど、「指を動かしたぞ!」という満足感が欲しいのだ。
そんな時、先日いくちゃんに、この本を紹介してもらった。
「あきない!ハノン」
ジャズ、ポップスを弾くための☆ピアノトレーニング集
Rittor Music 1250円+税
指ならしをしながら、ジャズ、ポップスのリズムトレーニングにもなる。
エレクトーンのリズムをメトロノーム代わりに鳴らして練習してもいいけど、
いい音か集中して弾きたいときに、エレのリズムなしで、リズムを感じながら弾いてると、自然に、ハイハットの刻みが、頭の中で鳴ってくる。
コード、スケールの勉強も実践的で、身につく。
クラシックの人にもいいと思う。
三連符のアルペジオで、Cメジャー7 Aマイナー7 Dマイナー7 G7の循環コード進行の曲がある。
実に心地よい。
きれいな水槽の中の金魚になった気分
子ども時代、ピアノを習ってきた中で、和声のことを学んだ記憶は、なかった。
若い頃、このコードの響きが素敵!とかほとんど感じたことがなかった。
エレクトーンを始めた頃、ボサノバなどを習って、「このコードの響きがいいんだ」と言ってる人の、その感覚がわからなくて、そして羨ましかった。
エレクトーンだから、もちろんコードの勉強をしたけれど、それは、グレードで必要だったから、わかっていたら便利だからだった。
思い出すと、9thの音の面白さだけ、唯一感じてたかな。
メロディーとベースラインが重要だった。
教える立場としても、エレクトーンの生徒だけでなく、ピアノの生徒にもコードは、結構早くから導入していた。
でも、それは私と同じで、なんか便利だから、グレードにあるから。
少しましな理由は、レッスンをやめても、コードとコードネームをわかっていたら、大人になってピアノを弾きたくなったとき、流行の曲やコードネーム付の楽譜を見て、ぱっと弾けるから。
響きをよく聴く。楽しむということは、ほとんど伝えなかった。
ごめんね。
今、循環コードの訓練で、ひとつの曲ともいえないものに、こんなに響きに対して感じれるようになったのが、しみじみ嬉しい。
これも、樹原先生から学んで、いろんな先生方からも、和声を感じること、分析することの重要性をお話されて、気づいたからだ。
きっと、前から言われていたのに、アンテナを張ってなかったのかな。。。
「あきないハノン」
ペンタトニック ミクソリディアンなども学べる。
弾き語りする、sallyにも薦めてみた。
練習しないsallyが、練習してた。