ブログ1年と10日目
ヘルマンハープのことを書きたくて始めたブログ
同じくらい強い気持ちでピアノランド勉強会で学んだこと、それによって得たことを書きたかった。
タイトルを「音のしっぽ」にした理由を、1年前の記事をそのままコピーします。
プロフィールにも、11/25の日記で・・・と書いてますので。
ピアノの鍵盤を、ひとつ鳴らす・・・
押さえたまま、減衰していく音をきく。じっときく。耳をすまして、すましてきく。
しっぽのように、細く、細くなっていく音をきく。
「聞く」のでなく、「聴く」
樹原涼子先生のプレピアノランドのセミナーで教えていただいた。
しっぽが消えると、手をあげる。
始めの頃は、「まだ鳴ってるよ~」という時に手をあげていた子たちが、だんだんと見事に聴いていくようになる。
聴くということ。
聴く、集中力を持つこと。
ピアノを弾く段階に入り、全音符など長い音符を早めにきってしまうことはなく、全音符は全音符分のばす耳を持つように育てる。(育てたい)
音のバランスをとる耳を育てる。育つ。
しっぽを聴くのとは反対に声を出してできるだけ長く、「ド」なら「ド~~」と切らないで、伸ばす「音伸ばしゲーム」をする。
息を思いっきり吸って、のばす。
音楽には呼吸が必要なことを、初期の段階で教える。
(詳しくは、音楽の友社 「プレ・ピアノランド①」をご覧ください。)
セミナーで習って、早速試してみた。
「音のばしゲーム」は、想像以上の効果だった。
目を輝かせ、本気でのばす。一生懸命のばす。
一人だけじゃなく、みんな。
しっぽさがしゲームも好き。
生徒たちの輝いた目、笑顔。私の元気の源。
体調が悪いことが長く続いてつらかった頃、いつのまにかそのトンネルを抜けさせてくれたのは、生徒たちの笑顔だった。
この元気の源が、もっと続いていきますように、
指導上のいろんな問題を解決できると・・樹原先生のセミナー後、勉強会に参加した。
決意するまで、悩みに悩んだ。
私についていけるだろうか・・・
「恥をかきましょう!」との樹原先生の言葉に、背中を押されるように決意した。
すでに、定員オーバーだったが、14人目の最後のメンバーとして入れて頂いた。
本当に、恥をかいた。
たかが、「ド」だけ弾くのに苦しんだ。
正直つらかったけど、セミナーや、ビデオを見るだけではわからない本当の勉強をした。
恥をかきすぎたから、今の仲良くさせてもらってるメンバーとも、気負いなく格好つけることもなく、お付き合いできてると思う。
そして、みんな、頭が下がるほど熱心な方たちだ。
あの時、背中を押されなかったら、今の私はない。
ヘルマンハープもblogもしていないと思う。
樹原先生、ありがとうございます。
勉強会のK先生も、ありがとうございます。
勉強会のみなさんもありがとう。
生徒たちも、ありがとう。
私にとって、ピアノランドの象徴でもある「音のしっぽ」をタイトルにさせていただきました。