絵じゃないかおじさん

言いたい放題、自由きまま、気楽など・・・
ピカ輪世代です。
(傘;傘;)←かさかさ、しわしわ、よれよれまーくです。

あ@MBG  6「MBG立面視集」  CUT 日常

2014-11-12 09:33:34 | 雑文集

  copyright (c)地  宇                           
絵じゃないかぐるーぷ



「MBG立面視集」


   6 CUT 日常


ゲームとは


c001 ゲームとは心の遊び遊びとは生の潤滑油片意地張るなかれ!
c002 歌の数 有限なもので あるならば どんな歌にも慈しみ芽ばゆ
c003 何の為 短歌なんぞを作るのか作る必然作らぬ自由


c004 うっとしと われ作りたる短歌をば読みて妻のいうそれももっとも
c005 この短歌 見た人に一万円あげますと書けばはたして五万円も要ろうか?


人よ
c006 人なんて消え失せるのさ億年後では何したって同じでねえか!
c007 人間よ!むざむざ滅びる ことなかれ!永遠の歴史を手にいれる術を!
c008 オレはオレお前はお前 人間よ そんなところでもう近づけんのか!


c009 誰しもが生き続ければ老いてゆく老いの終わりは幸せ絶頂たれ!
c010 揺れに揺れ行く道知らぬ世界なり右も左も夢失ひて
c011 宗教は精神界の大発明 作りはしたが解体知らず


c012 人の世に肉親を憎む心あるを身近に知りて世界しぼみぬ
c013 咳一つ一つの咳が耳を打ち心を打ちて打ち砕きおり
c014 人間にタブーなどない しかれど タブー持たねば人の世滅ぶ




オレって


c015 われウツの病の兆しに迷えども友いろいろと手をさしのべてくれぬ 
c016 今のオレ無色でもって力無く ただ気力で明日を信じてる
c017 何んやこれ!がんじがらめで動けへん われゴキブリとていくら何でも
                              (ゴキブリ取り 見て)


c018 じんわりとZIの痛みが とめどなくアリの兵隊のごとく襲いかかりて
c019 胃をとるかZIをとるべきかバリウムを前にこれは意地の矛盾
c020 何もない日日が続くと感じるが身は正直に変化とらえる


c021 平々凡凡と続く時間のコマ割りに同じ絵なしと感じこそすれ
c022 無意味さを ぐっと押さえ込み生きれども時連なりてアッカンベーしてる
c023 理をつめて追い込んでゆけば今のわれ自然と浮かぶされど悩める


c024 日を食い生活せんとする自分とは仮の姿に化粧を施した奴
c025 ドアップで見るに耐えない文字なれば か細き文字を書き続けており
c026 わが事の すみずみさえも知らぬのに人の事などわかるはずなし!


c027 サングラスかけて見たくて買い求め引き出しの隅に埋めおきたり
c028 自分をばコントロールする難しさ しみじみ知りて虚しさつのる
c029 こだわりて なおしつっこく こだわりて こだわり通して生きてゆきたい


c030 歩くのも いきどおろしき道なれど歩きゆかねばここから出られぬ



家の中には


c031 心こめて妻が用意したる夕餉の膳を足蹴にし頃の荒れたる己れ
c032 泣く吾子を殴りつけて鼻血見る若き親なりつい昨日のこと
c033 ミカン投げ吾子の腹に命中せり飛び道具ダメとは医者の言葉!


c034 年子にあらば去年も今年も受験なりマラソンのごとき気ながき道
c035 三人の子持ちなる このオレは彼らとともに成長望む
c036 吾子らには親のしてくれた同じことを それ以上にして返してやらねば


c037 誕生日巡り来るな!の年なれどプレゼント送る慣れのつながり
c038 妻火傷 指二本なり わずかでも心配のたね消え去らずして
c039 ローンひけば妻の収入に頼らざるを得ないわれなり遠々無限


c040 扇風機 首を回して一面にサービスせんとするその心哀れ
c041 金の世に余るほどなく かといって無きともいえぬ凡たる暮らし
c042 悩みなど ちっぽけなものと思えども待ち行列して襲いきたりぬ


c043 宝くじ何度も見比べ肩落とす次の機会にチヤンスを送る
c044 米づくり八十の父の生命にて病いえしと再び挑む
c045 子らよ光れ!親乗り越えて踏みこえて光り輝け俺も光ろう!




ローンのことなど


c046 給料日 来なくてならぬ ものながら そのユーウツさ人にも言えず
c047 ボーナスを もらいたる喜び ほど遠くローンの重みに寄せ来る不安
c048 近づきてCRTディスプレイの文字をみる頭の位置の年ごとにせばまりて


c049 エッチラと回りかねているMTの その遅きこと深夜近づきて 
                          ( MT=磁気テープ)
c050 内容を忘れたる頃バグ出でし心あせれどロジック浮かばず
                                (バグ= 欠陥)
c051 一ステップに頭脳をこめて組み上げるプログラム術われも覚えし


c052 むし暑きルームに残りて ふと見れば窓ガラス切る夕闇の空
c053 プリンター子守歌のごとく聞こえ来る耳をあてやりしばし眠りぬ
c054 当番の疲れの体 絨毯に そっと横たえ禁煙の煙草



ゆらゆらと
c055 通学と通勤とが かさなりて一緒にゆく嬉しさ恥づかしさ
c056 平然と靴と靴とがケンカする紳士淑女の通勤電車
c057 OLは押し出されし腹イセに眼鏡光らせ誰かれとなく蹴る


c058 ハイヒールが わがサラ靴に惜しげなく踏みあがりたり通勤電車
c059 電車の中 咳や悲しみ群れたれど煙草に笑い満ち満ちており
c060 夏蟻はプラットホームを うろつきて靴ゆきし後パッと消え行く


c061 電車揺れ一ゆれ二ゆれ ゆらゆらと心も揺れるユラユラ人生




遠ぼえ


c062 武器持たば使いたくなる人間どもよ武器持つ人の地球だったか!
c063 戦争の無くなる時代など永遠に来ないのであろうかこの人間(あほ)どもの
     地球(くに)
c064 核兵器この地球上に あるならば誰が使わぬと言いきれるのか!


c065 人間なんて地球にポッと湧き出でてド自滅目指す最下等動物なり
c066 北極と南極とを くんるりと ひっくり返せばましな世来ようか




ペンネーム


c067 われ好む木のいきおいは地にそらに縄文杉の何千年(とわ)に生きるしつっこさ
c068 人間なんて地球に巣食う寄生虫何んか役に立つことしてっか! 


この項おわり


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「MBG立面視集」
「MBG立面視集」 (幻の歌集)
「MBG立面視集」 目次
「MBG立面視集」 巻頭
「MBG立面視集」 走る日々
「MBG立面視集」 MOVE(俺)TO(君)
「MBG立面視集」 GET 竹取
「MBG立面視集」 MBG立面視集
「MBG立面視集」 バイクに引かれて
「MBG立面視集」 CUT 日常
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あ@MBG  5「MBG立面視集」  バイクに引かれて

2014-11-12 09:32:27 | 雑文集

  copyright (c)地  宇                           
絵じゃないかぐるーぷ



「MBG立面視集」

 5 バイクに引かれて


ストレス放りて


b001 夕焼けの真っ赤な胸に飛び込んでスカッとせんとオートバイふかす 
b002 風に乗り若葉を切って走りゆくサウス大和は俺の心地図
b003 外にでれば車の流れに従いて道のあるまま気のむくままに


b004 いっぱいのフレッシュな風ストックして一週間のりきるわれサラリーマン 
b005 ストレスを数キロごとに捨てながら遠くまでゆきぬバイクに引かれて
b006 手をかざし西日に向かう帰りなり赤橙色の大スクリーン拡がる


東西南北へ


b007 犬のする小便のごとく二輪にて東西南北 日帰りの印をつけぬ
b008 大鳥居仁王の足のごとく そびえたり われ心してその間をゆく
b009 灯篭の かすかに息する三輪社 拍手二つ闇にさらわれる


b010 通り雨アスファルト道をジャンプして白くくゆらせたり大阿太晩夏
b011 こわやこわや雷恐や くるまもこわや大台ヶ原ドライブウェイ
b012 前面に恐ろしき山飛び出でぬ目をふせぬける兜岩麓


b013 何となし訪ねてみたいと思ってた童謡の里赤とんぼの村
b014 気を抜いて前の車の急ブレーキを見落としていたり日本海沿岸
b015 波しぶき防波堤越しに かかりきて暑さやわらぐ知多半島


b016 くるくると夏の若葉がダンスして舞い落ちてきたり龍神スカイライン
0017 前面に太平洋一枚 白き波 心洗おうか二輪よお前と




心なごみて


b018 農薬を霧と思わせ夕暮れる宵の狐は優しげにして
b019 夏虫を ふりよけきれず正面でブチあたりたり宵の農道
b020 蛙らに迎えられたり送られたり水田かこむ夜道急げば


b021 畦みちを のんびり走る二輪にて さわやか風を身体でキヤッチする
b022 花の名など ろくに知らずの われなれど野道にそそと咲く花は仲間(とも)  
b023 夜どおしに雨の降りたる夏の朝 道路枕に蛙群(かえるら)大の字


b024 土の子に一目会わんと山路ゆく しかれどもまたカケラも見せず
b025 林道のど真ん中にてトカゲめが天を仰ぎて哲学しをり
b026 長々と駄犬一匹 腹ばいで通せんぼして寝そべっており


b027 夏負けの犬にVサイン送りたればキョトンとして吠えるを忘る
b028 可愛い顔しながら不意打ちに とびかかる犬にハンドルびっくり
b029 波のひとつ蛇のごとくに防波堤にシュルシュルと昇りあがりぬ


b030 走りづめ一息つかぬ葉の影で麦茶一杯夏盛りなり 
b031 雨あがり隙間くぐって飛び出せばイタズラ雨にすぐにつかまる
b032 Vサイン交わしあう ゆきずりのライダー達に心なごみぬ


b033 雨のヤツ スピードあがりを小粒でも腕を刺しいて諌めてくれぬ




厳しさ


b034 二輪とは厳しきマシン篭もりたる狂い一つが明日を消しゆく
b035 ぶよぶよに だらけきりたる生活なり生命ひきしめ道路に出でぬ


b036 道路に出れば生命はりつむ一刻の時大事なりと心して行く
b037 曲り角まかり間違えば己れなど一瞬のうちに道路の芥
b038 こわごわの心叩きて乗りこなすオートバイには鬼も乗りくる


b039 知らぬなど言い訳などは通じない二輪にキツイ道路の掟
b040 道路には流れと呼ばるるモンスターおり人も法規もねじふせ暴る  
b041 道路には二輪を親の仇としか思わぬ奴ら多きこと確か


b042 すぐ曲がるクセに人の前に割り込んで危ないではないかこのクソったれ!
b043 是が非でも追い越させまいと する心 大型車に出でて道通せんぼ
b044 トラックが凄い勢いで わりこみて心臓ドキン次に腹立つ


b045 気をしめよう車線越え来る曲り角 日曜ドライバー道路にあふれて
b046 一台で交差点に残されれば追突されぬかとひやひや心
b047 普通車らに とって二輪は邪魔なもの前後から失せろ!と声なき声して


b048 真っ白き上着着て出た はずなのにトラック道路ドス黒く染める
b049 雨の日に鉄板の上に のりたればスリップ激しく転倒寸前
b050 信号の後全く闇なれば壁でもあるかとおののきて行く


b051 毎日 走る道路の その顔は一日として同じにあらず
b052 平凡な普通の道を法通り走りて心を磨く術あり



山の道ゆく


b053 一人ゆく山の夜道は鬼の道ハンドル固く心ガチガチ
b054 暗がりて曲がりに曲がる山道を一人ゆくことの泣きたさいっぱい
b055 岩くずれトンネル水だらけ道細い好き好んで走ってはおらぬ

b056 くねり道進んでゆかねば抜け出れぬ うぐいすの声背中叩きて
b057 音持たぬ花火のあかり山ごしに見ゆるもどかしさ路は詰まりて
b058 普通車をタテとみたてて後ゆけば露払いして道清めてくれぬ




ヘルメット被れば

b059 ヘルメット重きを感ずる夏負けの身体にあれど乗りて道ゆく
b060 ヘルメット被ればしんと1タッチで身体も心も引き締まりたり
b061 ヘルメット脱げば風らが語りくる髪かきむしりその答と為す


b062 ヘルメットに こびりつきたる虫ケラを一匹一匹洗い落として





バックミラーは二つ 


b063 夕焼けをバックミラーが鮮やかにとらえたり ふりかえりみればさほどにあらず  
b064 陽が一つバックミラーに まん丸く心惜しげに赤く輝く
b065 バックミラー 夕陽を二つ とらえたり心ほくほく小踊りしたし


b066 バックミラー 後のライトに全反射 追われるごとく突き放したり  
b067 オレンジのアーク燈がネオンのごとくバックミラーに点滅したり
b068 世のなかをバックミラー通して裏越せば心にやんわり響きこもうか





高速道路にて


b069 バックミラーいっぱいに拡がる夕日なり高速道路東に延びて  
b070 金魚のフンの ごとく連なりて走りゆく高速道路のおびただしき車
b071 1カット1カットずつ流れゆく高速道路二輪でゆけば


b072 雨の上に さらにたたきつける次の雨 手でぬぐえどもとれぬ高速道路
b073 トンネルを晴れたる日には厭えども雨刃向かう日にはホッと息つける
b074 帆のごとく身体をおこせば減速のブレーキとなるわれ二輪の一部品


b075 子らを積み法定速度をオーバーして走る家庭車暴走教育
b076 側道を おそるおそる走る普通車 違法なれども誰も知らぬ顔



若者ら


b077 休みのたびカーブ抱える舗装路をサーキットのごとく爆走する若者ら
b078 ヘルメット被らず二輪に またがりて格好つけたがる若者悲し
b079 生命積みて深夜を爆走する若人よ乳飲み子の昔 誰かにされたか! 




未熟さ

b080 バイク泣く未熟な俺の運転に辛抱せよと今夜も走りゆく
b081 信号の多きに厭きて苛立ちてバイクの発進 音が牛耳る
b082 いかほどに乗りたれば事故というモンスターをば ふりきれるのか?


b083 一万キロも乗り重ねれば事故というモンスターをば ふりきれるのか! 



事故は身近に


b084 曲り角 来てないはずの車来て われと二輪と ともに倒れぬ
b085 倒したる二輪の傷を一通りチェックし終わり すまぬと撫でる
b086 ニアミスに心を冷やす曲り角 杉木立の中うっそうと暗し


b087 キラキラと夜の道路にアピールするガラスの破片 事故の傷跡
b088 二輪連れ道無き道に踏み込みて彼女を傷つけ われも傷つく
b089 傷いえしバイクに乗りて なでやれば手にじんわりと鉄の冷たさ


b090 われの傷 日とともにいゆ されど二輪は滅びゆくまで傷口かかゆ




家を離れて


b091 われ二輪にシグマ・マドンナと名付けたり女性の優しさに つつまれんとして
b092 いとおしき二輪の車よ君は何故そのようにまで従順なのか! 
b093 この黒い 二輪全てが いとおしく可愛いいので今日も乗りやる


b094 たまにはバイクかついでサンキューと歩いてやろうか だが百二十キロ
b095 この道は家を離れて何百キロでも玄関まで一本の線
b096 耳に残る気をつけてねの言の葉よ君の優しさ ほとばしりでる


b097 この道は妻の心に通じてる ゆっくり大事に走って帰ろう




   絹の道へ

b098 陽を敵に道を走れば われ知らずの汗湧き出でて背中に流る
b099 体調の崩れかけたる身にあれど行くと決めしは われ自身なり
b100 誰それに あやまるという ことでないが15Lものガソリン無為に消費せり


b101 騎馬の血が どこかで交じる われなりしバイク引き連れ いつか絹の道へ



この項おわり


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あ@MBG  4「MBG立面視集」  MBG立面視集

2014-11-12 09:31:37 | 雑文集
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絵じゃないかぐるーぷ




「MBG立面視集」

 4 MBG立面視集


MBGのテーマ

g001 不合格ドッカーンと天地響くMBGプレイ初めて覚えし
g002 戦争を耳でしか知らぬ われなれば軍艦マーチはMBGのテーマ
g003 亡国と いびられつつも生きのびたりMBGは心のオアシス


MBGランド

g004 朝に見るMBGランドの しおらしさ夜を従え猛虎になりしが
g005 MBGランド出ると西陽に迎えられる橙色にて丸く浮かびたり
g006 真昼のごとく きらびやかなりネオンサインMBGランドの悲しき性よ


g007 戸をすべて開け放して水まきて大掃除したる深夜のMBGランド
g008 ニューオープンのMBGランドの行列の不気味なる静けさプロの重みか
g009 開店に並ぶ人波に混じり入り知った眼を恐れるMBGランド前


g010 開店の凄まじさが目に浮かぶ荒れたるMBGランド鍵あちらこちらに
g011 駐車場に車ほとんど いなければ入る気もなしMBG郊外店
g012 いつ見ても閑古鳥鳴くMBGランド何年も続く その不思議さよ


g013 休みの日でもない真っ昼間MBGランドへ入り難しを入る この心シロ




MBGレーン


g014 白き靴あやまり踏みて汚したり大の男の怒れるMBGレーン
g015 迷いこみてレーンを越ゆる われに一語シマ荒らすなと冷たき罵声
g016 落ちた球拾い集める子らありて うるさきと思うMBGレーン


MBGプレイ


g017 MBGするのに理由などいらぬ だだしたいから それだけのこと
g018 MBGに行くよと声かけて家を出でん心のやましさチラチラ点滅する
g019 なだれ込む ひきつり顔のMBG人を あさましき奴と笑える人ありや


g020 子供連れMBGに興じたる女あり わからぬではないが遠き隔たり
g021 隣り合う人を人とも思わずにMBGに打ち込むサラリーマンわれ
g022 一打ごとに面白き顔を する人に見とれるわれもMBGの一シーン


g023 立ち続け打ちに打ちたり日もすがらMBGプレイの悪魔的吸引力
g024 日もすがら打ち続けたるMBG飯をも忘れ球にこもりぬ
g025 久しぶりにMBGしたる心細さ台の視線の冷たき光


g026 台毎に話しかけてみるクセ多き秋の空のごとく時間で変わる
g027 一飛球スコスコスコンと魔球のごとく大当たり口に吸いこまれたり
g028 店にはいりアッという間の大当たり何か知らん物足りぬ心地


g029 抱えたる球の重みの疎ましさ頭の中白き軽けき目眩を覚ゆ
g030 君が代に気持あせりて あきらめへの心の切り替え数秒かかる
g031 船を待つ時間つぶしにMBGを打つ気も心もドラの音にゆく


g032 電車賃 確保しておきMBGに心ゆくまで付き合う気なり
g033 残り金ポケットに手を隠しいれ数えながら打つある日のMBG
g034 神戸から西宮の下宿に歩き帰るMBG敗れの遠き日の夜


g035 球詰まりてオモテと一言 告げし日が ふと浮かびぬMBGプレイ中に
g036 MBGに散々敗けて帰り雨この上もなき惨めさに酔う
g037 早帰り家に帰っても一人のみ ならばMBGでも打って帰るか


g038 妻とともにMBGプレイに興ずれども どちらかが敗けてプラマイゼロとなる
g039 何千円も つぎこんだ台 離れ難し そこでやめるのもMBG道なり
g040 打ち込んで離れた途端 一発のファンファーレか悔しき日なり


g041 フィーバーの前ぶれなれば残りの球 買うべきか否か一瞬迷う
g042 盤面に向いてICに挑みたる われは一人のMBGプレイヤー
g043 77に後一つの7を待ち焦がれたる念じれば遠く思わざればなお


g044 ガラス越しに力を入れて試しみん超能力の ありやなしやと
g045 一球を力込めこみ見送りぬ われの願いの馬鹿げたる事
g046 球となり釘の間を駆け抜けん われMBGの鬼たらんとして


g047 考えて考えながらも考えるMBG通して われから我へ
g048 一点を ただ見続けて打ち通せMBGの心 球にこもるまで
g049 一打球ごとに敗れ精子の虚しさと その存在の意義を問うてみる


g050 MBGへの熱き思いを人よ知れ!台は恋人 球は心なり




この項おわり

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「MBG立面視集」 CUT 日常
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あ@MBG  3「MBG立面視集」   GET 竹取

2014-11-12 09:30:54 | 雑文集
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「MBG立面視集」

 3 GET 竹取


日階段


t001 竹きりの打ち続く日日 味気なや一杯の酒で生命洗いて
t002 婆さまと二人で共に年とれば何十年もただ一瞬なる
t003 日階段 何の気なしに登りしが降りることなど考えもせずして


GET かぐや


t004 竹光る恐れおののく気なけれど放射線など浴びてはかなわぬ
t005 呼んでいる心を何かが つかんでる あの光竹に全てをかけん
t006 こわごわと竹切る心はグレーなり手のふるえは年のせいにあらず


t007 何とまあ この世とあの世がドッキングこの年にしてハートきめく
t008 光の下花鳥蝶の お前たち われとかぐやにすべてをおくれ
t009 夢ならば早く醒めるな喜びを ふところに抱き年忘れ駆ける


t010 妻に見せん このかぐわしき愛し児を息つき忘れひたに走りぬ
t011 一瞬に曇りし妻の顔語る信じられぬことわれとて同じ
t012 竹切らば黄金の山の湧き出でぬ齢奪いし苦労を呪う


t013 馴れ合いの日の重なりを打ち破る かぐや可愛やああありがたや


かぐや 月へ


t014 スペシウム光線何百も束にした明るさの下使い降りくる 
t015 心抜く天の羽衣かけられて かぐやの顔に氷はりつく
t016 かぐや行くスカイウェイに塞がりて封鎖せんとて飛ぶ羽もなし


t017 ゆくよゆく あのあのかぐやが出てゆけり時よ止まれまれよ全て


富士


t018 富士の山 煙激しく噴き上げて雲つくりては涙雨流す
t019 大和なる日出ヶ岳に立ちたれば富士の煙はウオッチできるか
t020 いつの日か富士の煙を伴にして かぐやの笑顔あなのあくほど見ん




月よ来い


t021 月に帰り どんな仕置きを受けてるか かぐや犯した罪を知りたし! 
t022 今頃は月の世界の かぐや姫どんな暮らしを送っているのやら
t023 陽とともに見える月ならば薄やぎて心軽けしと思えど与はず


t024 雨降れば恋しき月は見えねども見えぬ恋しさまたひとしおなり
t025 月仰げば最後に見せし冷たき眼かぐや切なや雲待ち望む
t026 月ひとつ くっきり丸く浮かびたり手に届くほどの近さにあれども


t027 月の国 目に入りたる ものなれど ゆく術知らず石など投げぬ
t028 婆さまにボケが来りぬ ゆるやかに月へ行きしか身体をおきて
t029 婆つれて月に近きの山頂にて放ってやりたい余生送ろか


t030 妻とわれ どちらが先に月の国へ早よゆけるのか時間よ回れ!
t031 かぐわしき かぐや恋しや会い見たや月よ来い来いよ降りてこい



竹さやぐ


t032 迎えこし光に病めし若人の盲目の日々今も続きおり
t033 竹さやぐ音にさえすら昔浮かぶ何と悲しや心の動き
t034 二人目の かぐやは居ぬかと竹やぶに時おり入りてショックやわらげる


t035 竹細工 暇つぶしにでも やってやろ気は張りきれど手足ペケ印
t036 竹の薮 なつかしくなり入りたれば葉っぱですべり腰いたく打つ


あのままに
t037 どん底を引きあげくれし かぐやなり されど心は落ちて谷底
t038 あのままに二人のままにと苦しさの腹立たしさに昔を恨む
t039 知らぬなら知らぬで済んだものなれど 知りての後はなす術のなし


t040 いとおしき かぐやがくれし幸せは われにとっては何であったか
t041 地にあれば嫁にゆけども会うものを天に住むとは何の因果ぞ
t042 家のなか居るのも嫌に なりたるが さりとて何処か行くあてもなし


t043 楽しさは心満ちたる その上で初めて咲ける人の内花




しみじみと


t044 多くの奴がワッと押しよせサッとひく世は気まぐれのコンコンチキなり
t045 外へゆく元気も気力も なえうせて そっと庭になど降りてみるだけ
t046 金などは かぐや居なければ用はなし妻と二人で食うに足りれば


t047 妻の寝顔もう何十年も しみじみと見たりはせぬが今は驚き
t048 妻のシワかぐやに見とれ気がつかぬ今しみじみと寄る年感ず
t049 婆さまと話すことなど何もない話す必要全く無し!とは


t050 婆さまが子守歌など歌ってる眼を閉じ聞けば二人は若夫婦
t051 婆さまの肩に手を置き二人して月ながむれば涙のごとき流れ星



この項おわり


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あ@MBG  2「MBG立面視集」  MOVE(俺)TO(君)

2014-11-12 09:30:06 | 雑文集

  copyright (c)地  宇                           
絵じゃないかぐるーぷ





「MBG立面視集」

 2 MOVE(俺)TO(君)



 インスピレーション  


001    君を見た渡り廊下は薄暗し パッと俺の眼 フラッシュした
001-1  何年の何組なのか気にかかるされど俺には知る勇気もなし




自転車颯爽として



002    帰り際 君を見つけて先に帰る名残惜しげな自転車置場
002-1 風きりてセーラー服に身をつつみ颯爽と行くキラメク君は
002-2 女友達と自転車で帰りたる君の後をば追っかけてみたし


002-3 是が非でも君の乗りたる自転車に たった一秒 小化けてみたし
002-4  君のゆく道路いっぱいに寝転んで通せんぼして気をひこうか
002-5 君がゆく前にふさがり両の手をいっぱいに拡げて好きだと叫ぼうか




図書館の中



003    君がいた!図書館のなか静かでも俺の心臓 騒音あふれる
003-1 君の読む本の文字をば書き換えて俺の心を 伝えてみたし



教室めぐりて


004    君はいる この学校の何処かに されど今日も会えずに終わる
004-1 初めてに会いし廊下を日に一度 通りてみるが君はかくれんぼ
004-2 二階から運動場を見下ろして君の姿など捜し回りぬ


004-3 学校は狭き空間と思えどもオレにとっては宇宙の方が小さい!
004-4 授業 放りだして一つずつ教室まわれば君に会えるか
004-5 楽しみは休み時間に放課後なり理由は一つ会える可能性


004-6 全校生 一同に会す体育祭きっとこの中に君はいるはず
004-7 全生徒 一飲みにした体育館 生徒会なり君よ!何処にいる



すれ違いすれば


005    予告なく急に突然 現われる君のすがたは イタズラ天使
005-1 すれ違い心高鳴るオレなりし こんな気持ちは俺は初めて
005-2 すれ違い名札を見んと目をやればOという文字 大きく映る


005-3 すれ違い もし服などにでも ふれたなら きっとこのオレ 気絶するはず
005-4 すれ違い全神経が緊張して心全開さわやか宇宙
005-5 君を見た!大声あげて走りたし されど辛抱 早足で去る


005-6 近づけば熱帯地方に居るごとく全身熱く心沸騰
005-7 押し黙り すれ違いざま颯爽と君のきる風 膚を波立たせる
005-8 偶然に君の背後を歩きたり抜いてゆこうか このままゆこか


005-9 君のあと ついてゆくよな偶然に目のやりばに とまどいている
005-10 後からポンとあっさり君の肩たたいて一言 ヤァーと言えれば
005-11 近づけばオレの身体は こわばりて節々の音が大きく聞こえる



眼深くして


006     一瞬にパッとぶつかりし目と目なりビデオのごとく消え去らずして
006-1 目でも会いさえすれば一月は心おだやか われ受験生
006-2 眼を通し心の奥に押しこみて永遠に住みつき君につつまれたし


006-3 一度会えば次は何日も会えぬから眼いっぱいに吸いこもうと思う
006-4 意を決して君の瞳に ぶつかれども秒と持たぬ気の弱きオレ
007    君の声たった一言 聞きたいが そばにゆくこと かなわぬもどかしさ


007-1 男生徒と楽しげに話す君を見る何を話して そんなに楽しいのか
007-2 一言をただ一度だけ かけたしと思えどオレの気弱くして
007-3 君の声 聞きたしと思い近づけども反発力の すさまじくして

007-4 話したい でもそんなこと できはしない君は遠くで キラリ輝く




隔たりて


008   少しでも君の笑顔を見られればオレは大満足されど機会なし
008-1 どうすればどうなるかなどというのでなくただ何となく会えればそれで良い
008-2 風にむかいOさんとそっと つぶやけども風に流され細く消えゆく


008-3 ドッカリと心の中に位置占める君は知らずや オレのその心
008-4 オレと君 何億光年も隔たりて行く術持たぬ心と心
008-5 君のこと もっと知りたい わかりたい思う心は満杯になって


008-6 君の顔イメージでしか とらえ得ぬ俺の写真機 オンボロなりき
008-7 君よ君 君にはオレが どのくらい伝わっているのか ああ!いないのか
008-8  如何にして君にオレという存在を知らせるべきか今日も日は流る


008-9 夜の空にネオンで好きと文字かけば君は果たして見てくれるだろうか?
008-10 身に付ける多くの物の その一つに何でもよいから変わりてみたし
008-11 空気となり君の心を隅々まで覗いてみたし十八の片想い

008-12 この気持 月に反射して やわらかく一直線に君に突き刺され!



受験生活


009     女友達など まだまだ早いとブレーキかけ受験一筋 迷いながらも
009-1  成績の悪い時など落ちこみて とても君を見る気など起らぬ
009-2  成績の良ければ心晴れやかに やったぞ!と君に叫んでみたし


009-3  何となく君はオレより一つ下と おぼろげながら わかりかけている
009-4  真暗きの この受験生活なれば君のともす ささやかな炎も俺には大活火山
009-5  夢にでも君は出てこぬかと願えども夢一つ見ぬ余裕なき受験生活(せいかつ)


009-6  受験生活の はしばしにピッと君はでてサッと去り行く さわやかな想い 
009-7  あっさりと ふられる恐さ本棚におき そっとこのまま いついつまでも



さよなら、君


010     高校の二年間で会えたのは ほんの数えるほど話すことなど もってのほか
010-1  あとわずか この高校生活も終わりいて全てに決着がつきぬ君の事以外は
010-2  話しかける機会もなくて時すぎる明日はいよいよ卒業式


010-3  さようなら高校生活ふたたびは めぐりこぬ日日 君をも積みて
010-4  この道を歩いてゆけば いつの日か君がうしろに ついて来る夢


この項おわり


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