copyright (c)ち ふ
絵じゃないかおじさんぐるーぷ
<ドン作雑文集より>
* 芋峠の不思議(054)
さわやかな夏の朝だった。私は4時半に眼が醒めた。休みの日は何となく早く起きてしまう。これは別に、私が意識しているのではないが、身体のヤツが勝手に反応するのだ。私の知らない部分で細胞のヤツラが談合しているのかも知れない。
{今日は早く起きてオッさんを酷使しても休みだから、少々の無理はきくゾ}などと、日頃の欝憤晴らしを、私にさせようと挑発しているのだろうか?
きっと、外に連れ出してくれと催促しているのだろう。私は、素直にヤツラの勧めに応じるタイプだ。その前に、新聞をパラパラとめくる。大見出しだけを追う。中身はほとんど読まない。ただ、大見出しぐらい見ておかないと、会社で人の話についていけないことが、たまにあるから、そんな時に備えて眺める習慣だけはつけている。会社員であるからには、それぐらいはしておく必要があるのだろう。また、見出しを見ておくだけで、重大な話は、人が問わず語りしてくれるから、もうそれだけで十分であるのだ。2分とはかからない。
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絵じゃないかおじさんぐるーぷ
<ドン作雑文集より>
* 芋峠の不思議(054)
さわやかな夏の朝だった。私は4時半に眼が醒めた。休みの日は何となく早く起きてしまう。これは別に、私が意識しているのではないが、身体のヤツが勝手に反応するのだ。私の知らない部分で細胞のヤツラが談合しているのかも知れない。
{今日は早く起きてオッさんを酷使しても休みだから、少々の無理はきくゾ}などと、日頃の欝憤晴らしを、私にさせようと挑発しているのだろうか?
きっと、外に連れ出してくれと催促しているのだろう。私は、素直にヤツラの勧めに応じるタイプだ。その前に、新聞をパラパラとめくる。大見出しだけを追う。中身はほとんど読まない。ただ、大見出しぐらい見ておかないと、会社で人の話についていけないことが、たまにあるから、そんな時に備えて眺める習慣だけはつけている。会社員であるからには、それぐらいはしておく必要があるのだろう。また、見出しを見ておくだけで、重大な話は、人が問わず語りしてくれるから、もうそれだけで十分であるのだ。2分とはかからない。
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