あ@仮想はてな物語 お小説・ストーリィ 11/21 (002-2) 2016-08-08 08:08:55 | 仮想はてな物語 copyright (c)ち ふ 絵じゃないかおじさんぐるーぷ 道案内はヤツにしてもらった。 彼には、予備のレインウェアを貸してやっている。 闇の雨がヘッドライトに斜めに光っては消えてゆく。 そのうちに今にも倒れ落ちそうな大きな門が見えてきた。 丸い柱の根元にうずくまっている小さな老婆が、 ヘッドライトに浮かびあがる。 キッとこちらを見据えていた。 少々のことでは驚かない歳になっているのだろう。 つづく