copyright (c)ち ふ
絵じゃないかおじさんぐるーぷ
二人は、北やんの根元の空洞のなかで
落ち着いた様子だったので
一安心した。
3人に別れを告げて、一目散にわが家へと急ぐ。
お節介は私の性分、
またまた首を突っ込んでしまった。
Oさんから、
「こんなに遅くまで、何してたの!
アッ、卑しいオッさん! お土産まで摘み食いしてる」
なんて、声が聞こえてくるのを、楽しみにしながら、
あと2時間近くは掛かりそうなOさんの主催する
流・極楽ファミリースペースへと雨の降る暗い夜道を、
サヤカとともに素走りで急いだ。
羅城門 鬼も大蛇も 住みはせぬ
心の悪を 漉すフィルター
ち ふ
つづく