株式会社プランシードのブログ

株式会社プランシードの社長と社員によるブログです。
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その340.大漁音頭

2017-07-16 08:20:11 | 制作会社社長の憂い漫遊記
久方ぶりに高齢の親父を
つれて釣りに行った。


親父は昔から磯釣りが大好きで、
釣果よりもエサ代+交通費の方がはるかに高く、
間違いなく元本割れしていたが
「釣りとは魚との駆け引きに意味があり釣果には意味がない」
と豪語し、大きな休みには磯釣りに明け暮れていた。
さすがに体力が落ちた晩年は、近場の波止や、
須磨や明石から出る乗合船を楽しんでいる。

私は釣りが大好きという訳ではない。
むしろ素人に限りなく近い。
あくまでも親孝行が最優先事項。
だから楽しみは釣果に尽きる。
釣れないと楽しくない。釣れれば何でもいい。
竿が撓り、リールを巻く機会が多ければ多いほど幸せだ。
そして釣果を求めるなら断然、魚群探知機完備の漁に近い、
否、漁が目的の「船釣り」が一番だ。
そんなほぼ素人の私の救世主は栄正丸。

年に1度か、2年に1度、お世話になっている。
栄正丸は船長の真砂氏同様
年期の入ったヤンマー製小型遊漁船だが、小回りが効き、
黒煙をマフラーからバカスカ撒き散らすがそこそこ速い。

真砂船長の操船で漁場に向かう

この日は大潮、しかも晴れ、釣り日和となった

栄正丸には魚群探知機が装備されている。
したがって、未だに坊主は未経験。何かしら釣れる。
朝5時に出港して、現場に着いた6時~9時がピークで、
9時を過ぎるとパラパラからパラになり、
10時以降はパで終わる。
この時期は、イサギ(イサキ)が本命。
うまくいけば鯛やグレ。ゴマサバやアジ。
時にはシイラやソーダ鰹、三の字、サメなんかもくる。
いわゆる「五目釣り(五目飯のように具材満載の釣り)」が楽しめる。

台風3号が通り過ぎた直後であり、
依然九州に線上降水帯がさ迷い、大
雨特別警報発令中なのでどーなん?と思いつつ出掛けたが、
なかなかの釣果だった。

イサギはいずれもビッグサイズ

これを行きつけの居酒屋「河」に持ち込み、
刺身にしてもらい一献やる。
今や鱗を取って三枚に下ろしてなんて面倒なことはできない。
第一そんなに食べられない。
プロに調理してもらい、食べきれないものは店で販売してもらう。
その代わり、ほぼタダで飲み食いする。
私にとっても、お店にとっても、お店に来るお客さんにとっても、
さらに釣られた魚にとっても、最も幸せな方法だ。

河で提供された特別価格刺身3種

さて今回の味覚順位
①イサギの刺身
②ゴマ鯖の刺身(酢醤油と土生姜)
③グレの刺身
④ゴマ鯖の醤油の煮付
⑤ゴマ鯖の塩焼

昨年の丸鯖は不味かったが、
今回のゴマ鯖は丸々と太って脂が乗りとても旨かった。
キズシも食べたかったが明日以降の提供とのことで断念した。
イサギも昨年とは違い全てビッグサイズで味も特A。
河の大将「これなら1匹2000円はするなぁ」。

ということで、とても幸せな夜に!!

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