その２５６．お泊まりクラス会（２）

１１月１４日～１５日、近江八幡にある国民休暇村で
神戸市立葺合高校３年７組の同級生９名が集まり
お泊まりクラス会を開いた。
３年７組は、人数比率が男１対女３の学年唯一の女天国。
というのも１組と２組は理系進学クラスで、
２クラスで女数名という男天国。
その余波で７組は唯一女天国だった。
だからというわけではないが、卒業後３０年間、
他の学年やクラスに比べ圧倒的頻度でクラス会を行ってきた。
クラス会とは名ばかりで、実態は
独身女会→ママさん会→主婦愚痴会→オバチャン会
と進化を遂げている。
男性はその会話を聞きつつ己の家庭を振り替えるのであった。

頻度多いクラス会とはいえ、１泊２日は初である。
男性４名、女性５名が参加。
地元神戸からは男性１名、女性４名が参加し、
後は東京、名古屋、京都、そして私は大阪から駆けつけた。
普段のクラス会は神戸三宮の居酒屋が会場となり、
２次回、３次回、４次回と続き、
１９時から２７時位までやっている。
中には２～３次回から参加という人もいる。
３０年経っても午前様は変わらない。
たいてい２０～２５名が集まるが、
今回参加の９名は、県外でも馳せ参じる毎回参加組。
他にも毎回参加し、時には幹事を買って出る強者もいるが、
さすがに泊まりの今回は９名、
しかし９名も集まるのは凄いのかもしれない。
まだ子供に手がかかる女性もいるし、旦那に手がかかる女性も多い。
仕事が休めない男性もいる。それぞれに事情がある。
そもそも大人には時間がないのだ。


　　近江八幡駅の集合場所は「観光案内書前」
　　送迎バスもここにやってくる

前日夕方から降りだした雨は１４日朝も続いた。
昨年は大雪で中止。今年は雨とは・・・
１５時に近江八幡駅に休暇村の送迎バスが到着。
すでに８名が揃い、バス停ではコンパが始まっている。
東京組がバス停に走ってやってくる。
発車オーライ、出発進行。
女３人揃えばカシマシイが、
そこに気兼ねのないオッサンが加わると完全に終始がつかない。
その道中の陽気なこと♪
残る１名は仕事終わりに駆けつけるので
１本後の送迎バスに乗ることになっている。
８名揃ってチェックイン。
バス停からすでに宴会状態で、バスの中は遠足状態、
チェックインのロビーは大運動会状態とくら。
完全に子供化したオッサンとオバハン達が、
今宵一夜をこのホテルで過ごす。
ホテルには本当にお気の毒。

さて、私は今回も幹事長だ。否、毎回幹事長だ。
しかし全てのお膳立てをして、
当日受付を済ませたら私の任務は終わる。
私以外は全員副幹事なので何の心配もなし。
事前に集めた参加費を何となくその場で決まった
幹事長代理副幹事に渡して私はようやく解放された。
まずは温泉。一風呂浴びに全員揃って部屋を出る。
うまくいけば仕事で遅れてくる１名を
風呂上がりに出迎えることができる。
その辺りの気遣いが毎回幹事長として
任命されてしまう由縁なのかもしれない。

風呂上がり、予定通りロビーで
ピックアップして一緒に部屋に戻る。
男性部屋と女性部屋に別れているが、
入浴を済ませた女性達が三々五々、男性部屋に集まってきた。
宴会はこれからだというのに・・・
気分はすでに修学旅行の枕投げ状態。
まあ、男なんてものは、所詮女でしか癒されないものだ。
しかし女は男では絶対に癒されない。
女にとって男はせいぜい飼い猫程度だ。
というと飼い猫に失礼なくらい、男の価値は低い。
加えて６０歳前のオッサンともなると、
もはやお金を払っても引き取り手なしという
ニャンともワンダフルな話になる。
こっちだって再起動できるものなら再起動したいものだ。

さていよいよ宴会の時間、
大人のイケない集まりが始まり、始まり。