その４１１．第３０回技能士グランプリ・続報

その４１０でネタにした第３０回技能士グランプリの激戦は
３月２～３日、神戸の地で行なわれた。
その結果は早くも翌日の３月４日に判明した。

「粘着シート仕上げ美術広告」部門にエントリーした
我が加藤女史の結果は、
なんと、なんと、なんと、
部門一位に、しかも厚生労働大臣賞をも受賞。
おめでとう、加藤女史。


２日に応援に駆けつけた時、
加藤女史のライバルたちの描く世界は、
イラストレーターのごとく画才に満ち溢れた作風だった。
その中で加藤女史は、「重ね貼り」という
粘着シートの特性を活かした技法に特化した
地味な印象が拭えない作品で挑んだ。
しかし、さすが技能士グランプリ！
技能士グランプリならば「重ね貼り」という技能に
与えられるべきという私の分析通り(？)の審判が下った。
とはいえ厚生労働大臣賞とは・・
見るからに地味なデッサンが
バックライトを当てるとこんな作品になった。

見た目の派手さはないが、
重ねた時の色具合が計算され尽くされた
「重ね貼り」技法が巧く活かされた作品となっている。
この受賞で加藤女史も超一流の技能士に仲間入りだ。
しばらくは、
取材の嵐に巻き込まれることになる(笑)だろう？？？

早速、加藤女史からもお礼の言葉をいただいたが
私こそ「ありがとう」そして「おめでとう」
さらに「１０時間の格闘、お疲れ様」。
私としては今後ギャラアップがないように
お願いしたいものだ(笑)。

技能士グランプリへの挑戦と受賞が、
加藤女史のモチベーションを上げること、
加えて陰で心配していた上田師匠に
会社を休んでまでも参加させてもらえた感謝を忘れず
今後もさらに精進していただきたいと願って
私からの受賞のご挨拶とさせていただきます。