地獄のソールドアウト：デトロイト・ロック・シティ(2000)

Detroit Rock City (1999)

70年代、ソールドアウトになった伝説のKISSのコンサートに行くために、涙と笑いの珍道中を繰り広げる高校生４人組の物語。暑いし難しい映画も見たくないし、と選んだロック・青春コメディー。期待以上に面白かったです。

クリーブランドに住むKISSのコピーバンドをしている高校生仲良し４人組。が、あこがれのKISSのライブチケットを、あろうことか「KISSは悪魔の音楽」とお母さんに燃やされてしまった４人。諦めきれずなんとかしてライブを見ようとあの手この手で奮闘するのですが・・・次から次へ襲いかかるジェットコースターの様な災難に、４人は無事ライブを見る事が出来るのか？！



KISSのアルバムは持っていませんが、あれほど判りやすいロック・バンドは無かったと思うんです。派手な衣装にメイク、派手なパフォーマンス、そして音はキャッチーなハードロック。「悪魔の音楽」だの「不健全」だの言われてこそロックなんじゃいいいいい！って感じ。今って居ませんね、こういうバカでやり過ぎで小学生でも判りやすい世界的ロックバンド。この映画もあのメイクのKISSだからこそ面白い！
そんな悪魔の音楽KISSのファン４人組は、お母さんや牧師、ディスコ好きな連中にバカにされつつも、あこがれのライブを見るためになんだってする。結末はお約束なんですけれど、その奮闘ぶりが可愛くて・・・判る判る、その気持ち！最後のオチは凄く上手く落としてあって、思わず涙ぐんでしまったわよ～！あははは！ロン毛のアホTrip(James DeBello)も、ターミネーター２に出てたEdward Furlongも、みんな良いです。

ドタバタのコメディではありますが、やりすぎず上手に作ってあります。（ジーン・シモンズがプロデューサーの一人。）褒めちぎってますけど、一般受けはしないかもよ～！