「バイラル・マーケティング」という言葉をご存知でしょうか。これはいわゆる「口コミ」での広告のこと。口コミなんかが広告になるの?という方もいると思いますが、「口コミ」だけで十分商品の売れ行きに影響力をもってしまった「コスメ・デ・ネット」(化粧品のクチコミランキングサイト。私も利用させていただいています。)の例もありますし、侮れない広告形態の一つです。
「ステルス・マーケティング」とは、この口コミ広告の種類の一つ。個人の営利目的ではないブログで特定の商品について紹介記事を書いてもらい、ブロガーが報酬を得る(時には得ない場合もあります)という最近良く聞くマーケティング方法です。「ブロガープロモーションサービス」とも呼ばれます。先日朝日新聞で初めて、この手の方法を「ステルス・マーケティング」と呼ぶことを知り、面白いなあと。ステルス、つまり見えないプロモーション。ブロガーは自由に記事を書いていいとされますが、書くだけでお金のやり取りが発生するからには、それは広告の一種?広告なのか広告ではないのか、微妙なこの広告形態が「ステルス」と呼ばれる所以です。
仕組みは簡単です。ブロガープロモーションサービスのひとつ、「パブログ」の例で行くと、広告主は特定の商品(食べ物だったり、金融商品だったり、いろいろですね。)について、「パブログ」に「パブログ」の会員になっているブロガーに商品に関するサイトを見て記事を書いてもらうよう、要請します。広告主の条件を満たした記事を書いたブロガーに先着何名か(だいたい先着300人とか、全部で800人くらい)、150円から200円程度の報酬が支払われます。報酬や募集人数は広告によってケース・バイ・ケースです。記事にはキーワードと商品サイトへのリンク、必要なら必須画像を貼ることが条件です。
さて、ここで私の疑問。このブロガープロモーションサービス、本当に効果的なのか。たしかに1000人のブロガーが記事にすれば、その記事を平均50人が読んだとして50000人になりますから、露出効果はあります。また、1000のサイトからリンクを貼ってもらうことによってのSEO効果も期待できます。でも、口コミの効果って、実体験を伴ってこそ発揮されるものではないでしょうか?ブロガーが使ったことの無い商品を「いいみたい」と紹介することで、そんなに広告効果があるとは思えないのですが。しかも記事一つで150円、月に10本書いて1500円。労働に対する対価が割にあわないという気が。ある程度儲けようと思ったら、せっせと記事を書かなくては(それも手早く)。文章力だって求められますよね。
私はこの広告形態や「ブロガープロモーションサービス」で記事を書いている方を非難しているわけではありませんし、その他ブログでの収入を得ている方々に批判的な訳では有りません。実際「ブロガープロモーションサービス」をされている方だって、身近にいるかもしれませんし。私にとって重要なのは、その記事が面白いか面白くないか。気に入った商品を紹介し、しかもお金がもらえるのなら、そんないいことはないですよね。
では、「ブロガープロモーションサービス」、ほかに何か狙いは?朝日新聞ではそこのところが抜けていましたね?書いた記者は甘いね?会員のブロガーへの直接の「広告」効果ですよ。会員は送られてきた「こんな商品あります。この記事、書いてください」のHTMLメール(プレスリリースと呼ばれます)を見て、「ふーんこんな商品があるんだ」と知識を得る。前述の「パブログ」では会員は3万から4万人。このうち商品に興味を持ったブロガーが実際に記事を書くか書か無いかに関わらず、まず商品のサイトを見に行きます。ランダムに垂れ流されるマス広告とは違い、さらに記事を書こうと商品の長所を知るうちに商品知識として記憶する。実際に商品を気に入ったりもするでしょうし。そちらの方がずっと広告効果が高いと思います。つまり、会員ブロガーへの直接の広告効果と、記事にしてリンクを貼ってもらうことのSEO効果、そしてブロガーの書いた記事を見た人への商品知名度アップ、この3つがこのマーケティングの効果なのではないでしょうか。
実は私も「パブログ」に入っています。入ったのは仕事で実際のプレスリリースを見る必要があったからで、記事を書いたことも書くつもりもないのですが、送られてくるプレスリリースのHTMLメールを見て思わず紹介サイトを見に行ってしまうことがあります。最近では日本酒の月桂冠のスペシャルサイト「のみなかま」(トップ画像)。特定商品を紹介するのではなく、スペシャルサイト自身の認知度を高めるためのプレスリリースでした。が、これが楽しくて面白い、月桂冠らしいflashサイトです。とぼけたキャラクタと古風な実写背景がかわいいです。まんまと作戦に乗せられてますね、私。
「ステルス・マーケティング」とは、この口コミ広告の種類の一つ。個人の営利目的ではないブログで特定の商品について紹介記事を書いてもらい、ブロガーが報酬を得る(時には得ない場合もあります)という最近良く聞くマーケティング方法です。「ブロガープロモーションサービス」とも呼ばれます。先日朝日新聞で初めて、この手の方法を「ステルス・マーケティング」と呼ぶことを知り、面白いなあと。ステルス、つまり見えないプロモーション。ブロガーは自由に記事を書いていいとされますが、書くだけでお金のやり取りが発生するからには、それは広告の一種?広告なのか広告ではないのか、微妙なこの広告形態が「ステルス」と呼ばれる所以です。
仕組みは簡単です。ブロガープロモーションサービスのひとつ、「パブログ」の例で行くと、広告主は特定の商品(食べ物だったり、金融商品だったり、いろいろですね。)について、「パブログ」に「パブログ」の会員になっているブロガーに商品に関するサイトを見て記事を書いてもらうよう、要請します。広告主の条件を満たした記事を書いたブロガーに先着何名か(だいたい先着300人とか、全部で800人くらい)、150円から200円程度の報酬が支払われます。報酬や募集人数は広告によってケース・バイ・ケースです。記事にはキーワードと商品サイトへのリンク、必要なら必須画像を貼ることが条件です。
さて、ここで私の疑問。このブロガープロモーションサービス、本当に効果的なのか。たしかに1000人のブロガーが記事にすれば、その記事を平均50人が読んだとして50000人になりますから、露出効果はあります。また、1000のサイトからリンクを貼ってもらうことによってのSEO効果も期待できます。でも、口コミの効果って、実体験を伴ってこそ発揮されるものではないでしょうか?ブロガーが使ったことの無い商品を「いいみたい」と紹介することで、そんなに広告効果があるとは思えないのですが。しかも記事一つで150円、月に10本書いて1500円。労働に対する対価が割にあわないという気が。ある程度儲けようと思ったら、せっせと記事を書かなくては(それも手早く)。文章力だって求められますよね。
私はこの広告形態や「ブロガープロモーションサービス」で記事を書いている方を非難しているわけではありませんし、その他ブログでの収入を得ている方々に批判的な訳では有りません。実際「ブロガープロモーションサービス」をされている方だって、身近にいるかもしれませんし。私にとって重要なのは、その記事が面白いか面白くないか。気に入った商品を紹介し、しかもお金がもらえるのなら、そんないいことはないですよね。
では、「ブロガープロモーションサービス」、ほかに何か狙いは?朝日新聞ではそこのところが抜けていましたね?書いた記者は甘いね?会員のブロガーへの直接の「広告」効果ですよ。会員は送られてきた「こんな商品あります。この記事、書いてください」のHTMLメール(プレスリリースと呼ばれます)を見て、「ふーんこんな商品があるんだ」と知識を得る。前述の「パブログ」では会員は3万から4万人。このうち商品に興味を持ったブロガーが実際に記事を書くか書か無いかに関わらず、まず商品のサイトを見に行きます。ランダムに垂れ流されるマス広告とは違い、さらに記事を書こうと商品の長所を知るうちに商品知識として記憶する。実際に商品を気に入ったりもするでしょうし。そちらの方がずっと広告効果が高いと思います。つまり、会員ブロガーへの直接の広告効果と、記事にしてリンクを貼ってもらうことのSEO効果、そしてブロガーの書いた記事を見た人への商品知名度アップ、この3つがこのマーケティングの効果なのではないでしょうか。
実は私も「パブログ」に入っています。入ったのは仕事で実際のプレスリリースを見る必要があったからで、記事を書いたことも書くつもりもないのですが、送られてくるプレスリリースのHTMLメールを見て思わず紹介サイトを見に行ってしまうことがあります。最近では日本酒の月桂冠のスペシャルサイト「のみなかま」(トップ画像)。特定商品を紹介するのではなく、スペシャルサイト自身の認知度を高めるためのプレスリリースでした。が、これが楽しくて面白い、月桂冠らしいflashサイトです。とぼけたキャラクタと古風な実写背景がかわいいです。まんまと作戦に乗せられてますね、私。
私も別のところですが入っています。
でも実際に広告記事を書くのかというと、書いたのは2回だけで…というのも、いくら記事にしたら報酬、とは言っても、自分のブログとかけ離れていたら書いてもなんだかおかしいんですよね。(^^;
だから映画に関係しているものがあれば書くこともありますが、普通は何かの入会とかダイエットに…という記事が多いかも。
でも、確かにどんな記事か確認するので、実際の広告の意味合いは「記事を書く人に露出」なのかもしれません。(- -;;
おお白くじらさん書いてましたか?記事かくだけって言っても意外に難しくないですか?
>自分のブログとかけ離れていたら書いてもなんだかおかしいんですよね。(^^;
その通りです。いろいろな記事のある日記型のブログならいいんでしょうけど。
かといっていろいろ選べるほどたくさんリリースの種類がある訳でもないし。パブログなんか、映画関連皆無ですし、音楽関連の記事もあるんですが、私はめんどくさくて・・・(記事書くのが遅いんです)アフリエイトの方がよっぽど儲かりそうって思います。。
>「記事を書く人に露出」なのかもしれません。
そうなんですよ~。私も「へえ、こんな商品があるんだ」って見に行っちゃいますからね、大抵。