
あの大ベストセラーファンタジー2作目の映画化。原作は、がきんちょが徹夜してまで早く読みたがるほど面白いかどうかは別として、映画は一作目と同じ監督による、一級のアメリカン・エンタテイメントと言えましょう。だから1作目の流れで安心して楽しめます。相変わらずの贅沢キャストで、今回は特にケネス・ブラナーがメインゲスト。決してハンサムではない彼が、なぜあのもて男役?でも芸達者な彼ですから、楽しそうに胡散臭い色男ロックハートを演じています。
3人の子役も、ストーリー上前作から1年しか経ってない設定のはずが、ずいぶん身長が伸びちゃいました。まだまだかわいいです。ラドクリフ君は声変わりしてカエルみたいな声です。役者って声も魅力ですから、残念ではあります。
さて、この映画の見所は、トム・リドルとハリーの対決!といいたいところですが、前作と同じく、お約束の大対決。動きのぎこちない不死鳥(ジム・ヘンソン・スタジオに頼みなさいって。)、以外に弱い大蛇。さらに弱いリドル。がきんちょに退治されちゃうのですから、なんだかあっけない。だから見所は実は2人の美中年コンビなのです。ルシウス・マルフォイ役ジェイソン・アイザックスと、セブルス・スネイプ役のアラン・リックマン。ジェイソン・アイザックスは中年といっては申し訳ない。撮影時はまだ30代だったのだから。彼は印象に残る悪役を演じています。白髪と、ねちねちした物言い、人を見下すような目つきは、なかなかよろしい。しかもカツラじゃないんですって。
アランの教授は対称的な真っ黒の髪に真っ黒の目で、もちろんカツラ&コンタクトです。相変わらずハリーたちをいびるのが彼の唯一のレクリエーションなのです。それは廊下でハリーが猫殺しの疑いをかけられたときの教授の言動で解ります。まず悲しげな表情で「ハリーはただ偶然居合わせただけなのではぁ?」などと、いい人のふりをしてみたりして。そのあと「でもおまえ、夕飯の時にいなかったなー」とハリーのアリバイ崩しにかかる教授。油断させといて動かぬ事実を突きつけ、動揺を誘おうという魂胆だったのだが、ロックハートの一言であえなく撃沈。またもやハリーをいびる機会を奪われたかわいそうなセブルス・・・
アランはClose My Eyesのインタビューで、セブルス・スネイプ役は、すでにキャラクタや背景が固まっている役なのでセブルスのキャラクタにそのまま入り込んで演じればよいんですと言っています。役を演じるにあたって役の解釈に必要な十分な情報がある、ということです。演じる役を理解するために「この人物は朝御飯になにを食べたか」まで考える役者ですから、原作も読んでいるでしょうね。一応セブルスが朝になにを食べたかも考えて見たに違いない。朝御飯は人物のキャラクタ判断に重要ですから。演じるキャラクタを十分理解してこそ、効果的なアドリブが生まれることを知っている役者なのです。
私のお気に入りは、ロックハート君と教授の決闘シーンです。教授のなんとダークなオーラ。マトリックスのネオっぽい衣装も決まっています。一撃でロックハートをふっとばして、はるか向こうでガッツポーズしますから、注意してみて下さい。ガッツポーズはアドリブかも、アドリブ大好き役者ですから。このシーン、かっこよすぎ・・・でもその後はあまり活躍してません。大体、教授ならさっさと「秘密の部屋」なんて発見してしまいますので、本気で活躍されるとストーリー上困るわけです。あくまで脇役。
3人の子役も、ストーリー上前作から1年しか経ってない設定のはずが、ずいぶん身長が伸びちゃいました。まだまだかわいいです。ラドクリフ君は声変わりしてカエルみたいな声です。役者って声も魅力ですから、残念ではあります。
さて、この映画の見所は、トム・リドルとハリーの対決!といいたいところですが、前作と同じく、お約束の大対決。動きのぎこちない不死鳥(ジム・ヘンソン・スタジオに頼みなさいって。)、以外に弱い大蛇。さらに弱いリドル。がきんちょに退治されちゃうのですから、なんだかあっけない。だから見所は実は2人の美中年コンビなのです。ルシウス・マルフォイ役ジェイソン・アイザックスと、セブルス・スネイプ役のアラン・リックマン。ジェイソン・アイザックスは中年といっては申し訳ない。撮影時はまだ30代だったのだから。彼は印象に残る悪役を演じています。白髪と、ねちねちした物言い、人を見下すような目つきは、なかなかよろしい。しかもカツラじゃないんですって。
アランの教授は対称的な真っ黒の髪に真っ黒の目で、もちろんカツラ&コンタクトです。相変わらずハリーたちをいびるのが彼の唯一のレクリエーションなのです。それは廊下でハリーが猫殺しの疑いをかけられたときの教授の言動で解ります。まず悲しげな表情で「ハリーはただ偶然居合わせただけなのではぁ?」などと、いい人のふりをしてみたりして。そのあと「でもおまえ、夕飯の時にいなかったなー」とハリーのアリバイ崩しにかかる教授。油断させといて動かぬ事実を突きつけ、動揺を誘おうという魂胆だったのだが、ロックハートの一言であえなく撃沈。またもやハリーをいびる機会を奪われたかわいそうなセブルス・・・
アランはClose My Eyesのインタビューで、セブルス・スネイプ役は、すでにキャラクタや背景が固まっている役なのでセブルスのキャラクタにそのまま入り込んで演じればよいんですと言っています。役を演じるにあたって役の解釈に必要な十分な情報がある、ということです。演じる役を理解するために「この人物は朝御飯になにを食べたか」まで考える役者ですから、原作も読んでいるでしょうね。一応セブルスが朝になにを食べたかも考えて見たに違いない。朝御飯は人物のキャラクタ判断に重要ですから。演じるキャラクタを十分理解してこそ、効果的なアドリブが生まれることを知っている役者なのです。
私のお気に入りは、ロックハート君と教授の決闘シーンです。教授のなんとダークなオーラ。マトリックスのネオっぽい衣装も決まっています。一撃でロックハートをふっとばして、はるか向こうでガッツポーズしますから、注意してみて下さい。ガッツポーズはアドリブかも、アドリブ大好き役者ですから。このシーン、かっこよすぎ・・・でもその後はあまり活躍してません。大体、教授ならさっさと「秘密の部屋」なんて発見してしまいますので、本気で活躍されるとストーリー上困るわけです。あくまで脇役。
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