ジョウダンジャナイよ マラテ２３時

久しぶりに早めに寝た水曜日、
突然電話がなった。
寝てまだ１時間もたたないころかも。

電話には出たのだが、鵜呑みで聞いていた。直ぐにウトウト・・・・・・・・・電話がけたたましくなり続ける音で起きてしまった。

警備員「サー夜分大変お手数をお掛けいたします。宿泊客が警察へ訴えられトラブルが起きています。通訳を御願いします。」
ＰＰ「ブツブツブツブツ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」目をこすりながら向かった。

俺は何の関係もないのに都合の良いときに使われているような感じだ？警察へ訴えられた？まさか好色爺じゃないだろうな？？？？

脳裏に浮かんだのは好色爺のこと。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まさか？？
ホテルに着いた。別人だった。ホ！

ロビーには、警備員が４名、女性に私服警察とその連れの私服警察。１２、３歳くらいの女の子。そしてたちの悪そうな女性が２名いた。
警備会社の代表者が挨拶してきた。

代表者「こんな夜分に申し訳ありません。」
ＰＰ「どうしたんですか？」
代表者「このホテルのＸ階の日本人宿泊者が未成年虐待罪で訴えられ、事情徴収に警察官が２名来ております。私どもは言葉通じませんので出来れば通訳を御願いしたいと思いまして。」
ＰＰ「未成年虐待罪？」
女警察官「サーすいません。そこに座っている子供を実はこのホテルに宿泊しているＸ階の日本人男性が性的交渉を迫ったようで、その子供の関係者から訴えがあり、その日本人男性の事情聴衆に来たのですが、関係者が部屋へ出向いたのですが一向に出てこなく、言葉が通じないようで苦慮していたところです。」
代表者「該当する客は宿泊登録記録から６６歳の日本人男性のようです。電話にも応対せず、部屋のドアをノックしても出てこないので参っています。」
おかしな話だ？ノックしても電話しても出てこない？という事はこのホテルへ警察が来ていることを知っていて出てこないのか？それとも酔っ払って寝込んでしまったのかのどちらか？ガードマンと再度その部屋へ出向いた。

ガード「グッドイブニングサー　セキュリテーです。お尋ねしたいことがあります。ドアーを開けていただけますでしょうか。」１０回ほど繰り返した。全く応答なし。
様子をうかがってみた。ドアの覗き窓から確かに覗いている様子がうかがえる。ガードと再度ロビーへ降りた。ルーム電話で再度部屋へ掛けた。全く応答しない。

ＰＰ「当事者がまったく出てこないようなので帰宅しますが？」
男警察官「これではドアを破って入るしかないですね。」
代表者「それは困ります。ここは私どもが管理警備している警察です。一方的に相手の理由も聞かないで突入されたのでは、我々のセキュリティーがお客を守る意味合いが全くなくなってしまいます。」

掛け合いしていたところへ、年増の女性が息を切らしながら入ってきた。

年増「どうなりました？日本人のＸＸさん？？？」
代表者「あなたはどのような関係ですか？」
年増「先ほどＸＸさんから電話があり、夕方女性と喧嘩になり、返したのだが、その女性たちが警察へ訴えると言い残して帰ったので心配だ。何回もドアチャイムをならし続け、ドアを開けるように言っているので助けてくれとのことで来たのです。」
代表者「じゃそこにいる子供は先にこのホテルへきてその部屋へでも入ったのか？」
子供の連れ女性「ハイ。昨日、近くの日本レストランで知り合った老人と今日の午後このホテルへ来るように言われたので、子供を連れてきました。そしたら、私だけは帰っていい。子供は置いていくようにとの事で、その理由を聞いたところ、交渉価格はいくらかとの事でびっくりしました。必要に子供の手を握って話さないので、この子供はそのような商売をする子供ではないといったのですが、金額が足りないのであれば要求どおり出す。といって無理やり腕を掴んで話さず、子供が泣き出したらどうにか手を離したので逃げ帰りました。家に戻った際、母親へ事情を話したら母親が直ぐに警察へ告訴しました。」

近くのレストランで知り合った？なんともおかしな話である。全く現地の言葉も英語も理解できない爺が？？？？？

ＰＰ「あなたは日本語わかるの？」日本語で子供の連れ女性に話してみた。
子供の連れ女性「少しは分かります。」なるほど。
ＰＰ「その老人とどんなきっかけで知り合ったの？」
子供の連れ女性「私たちがその日本レストラン前を歩いていたら日本の老人が声を掛けてきて、ご飯食べに行くから一緒においでといわれ付いていきました。食事していたら老人が綺麗な若い女性を紹介しろといってきたので、翌日連れてくると約束、今日連れてきました。」なんだこの女性ブガウじゃないか？

代表者「随分おかしな話だね？女性を紹介しろといわれこの子供を連れてきたのか？あんたもおかしなこと考えているね？」

２名の警察官はじっと経緯を見守ったまま。

年増「ＸＸさんが言っていました。女性を紹介すると。それでＸＸさんは極力処女が良いといったら、子供みたいな女の子を連れてきたとか？」

ブガウもブガウ。とにかく口先の旨いババー。日本人爺も結果的には処女狩り爺のようだ。
しかし、爺が出てこないことにはどうにもしょうがない。代表者と警察官が話し合いを続ける。
一人のガードマンがボソッと話しをした。

ガードマン「この日本人の老人は殆ど毎日若い女性を連れてくるので、クリアランスをしていた。その殆どが１８歳くらいのオネーチャンばかり連れ込んでいました。」

この連れの女性も何か絶対に隠しているな？
警察官、代表者が交互にその連れの女性へ尋問し始めた。
聞いていると質問事項とは何の関係もない話ばかり。

そこへ子供の母親が来た。
母親の話では、子供も年頃になり生計も助けねばいけないので、再三子供を貸し出すように言いつめていたようで、たまたまこの２日間この女性が連れまわしていたようだ。母親も母親だが、この連れの女性なかなかの亡者のようだ。
結果的に、この連れの女性はブガウ。その子供は、処女売り希望者に仕立て上げられたようだ。
警察官は意気込んできたもの、全く食い違う話と相手が出てこないために立憲が出来ないこと。代表者に問い詰められたさい。管轄区域の警察ではなく、その子供の親の知り合いとの事で、勤務を終えてからこのホテルへ事情を聞きに（金取りなのだろうが）来たとの事。
代表者も、何等因果関係のない日本人とこのような子供が接点を持つこと自体変なこと。結果的にブガウへ日本人が紹介を頼んだことは事実で、ブガウも未成年者を招致で売りに出したのがこの事態の始まりのようだ。
交渉はなく、その老人が手をひっぱたようだが、警察官曰く両成敗なので、お互い当事者同士で話をつけるようにと言い残しかえった。
代表者もあきれ果てて、その母親始め連れの女性に自分の子供を金づるにするなと言い残ひ帰った。我々も帰えることにした。

最悪の事態は免れた。しかし、児童虐待で訴えられた日本人。何をするのも勝手ではありますが、このマニラでは１８歳未満は絶対にだめです。相手が売春婦であっても１８歳未満は逮捕されたらいかなる理由でも１００％敗訴します。逮捕に見せかけて金取りをするのも警察の常套手段。１００万円くらいは吹っ掛けられます。このマラテ界隈の通り、モールで声を掛けてくるオネーチャンやババーにはくれぐれもご注意ください。

この様な告訴事件が起きてからでは大変なことになります。
今回は警備会社の代表者が仲裁、そのブガウの欠点を指摘したので収まりが付いたものの。普通であればとんでもないことになります。
年増のババーも実際にはきれいごとを言っているようだが、ブガウに間違いないようだ。

今年は本当にジジィ殿が多いこのマラテ。話し合いが続いている間、その横を孫を連れたジジィ殿、何組ほど通ったろう。

児童虐待罪で訴えられたジジィ殿、早朝にさっさとチェックアウトして出て行ったようですが、ガードマンの会社の代表に一言くらいは例言ってから出て行けよ。どのくらい尽力したか分かっていないでしょう。両成敗と警察官が話すまでにどれだけ苦労したことか。

何をするのも自分の勝手。自分で解決できないのであれば爺殿もう少し理性を持つべですよ。