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日弁連：都にも勧告書　フィリピン人親子の不法滞在対応で

　日弁連は９日までに、フィリピン人の夫婦を不法滞在だとして強制収容し子どもと引き離した上、子どもも入所先の児童相談所で人権侵害を受けたとして、法相と東京入国管理局長に警告書を送った。東京都知事にも同日、再発防止措置を求める勧告書を提出した。

　日弁連によると、０７年４月、当時は内縁関係だった夫婦を、東京入国管理局の係官が自宅から強制収容。中学生の長女、小学生の長男と次男、１歳の次女は児童相談所の保護所などに入れた。

　夫婦は子どもたちと電話で会話できず、子どもたちだけで自由に会話する機会も与えられなかった。

毎日新聞のニュースから抜粋。
例のカルデロン一家の件も同じようなもの。
こういったことが人権侵害か？
「不法滞在」という日本国法律違反。即ち、外国人が日本へ入国する際の権利保障というのだろうな「日本国法令を遵守します。」
恐らく、この内縁関係者の二名は強制送還になるのでしょうが、不法滞在しながらにして４名もの子供。長女が中学生ということは、１４，５年不法滞在していたわけだ。
弁護士様の職業上、こういったことをするでしょうが、警告書と勧告書。石原都知事がその文章を読んでどんなコメントをするだろう。
このフィリピンで収容されている日本人。中には健康状態が非常に悪く歩行も困難。挙句の果てに、一般民間人から保護活動を受けている収監日本人がいるのですが、これは一般民間人が保護してるので人権侵害にはならないのかな。

在留には個人への権利がある。これは、上陸時に与えられた在留期限。その在留期限を得るには「日本国法令を遵守します。」の保証。
これって世界各国同じようなもの。フィリピンへ入国するに当たっても、与えられた在留期間内に帰国します。が保証であって、期限を越えて滞在するには、在留期間更新許可申請をし、許可が出れば晴れて期間延長。
大変恐縮な書き方ですが、不法滞在者の多くが、入国時に不法滞在を目的に入国している方が多いということもあります。でなければ、不法滞在することがないわけです。生活苦なのか。日本にいれば本国での生活より楽なのか。もし、そういった自己都合での犯罪であれば、入管もしくは警察がその犯罪者を強制収用しようが、身柄を拘束しようが当たり前のことのように考えます。
中には、じゃ、なぜそんな長い期間放置しておいたんだ。だから、在留する権利がある。などという方もいらっしゃると思います。

不法滞在。どこの国にも、もちろん日本人でもそういったことを世界中で行っている方はいます。
目的があって、あるいは気がついたら。しかし、海外へ出たら、私たち日本人は外国人。入国する際に与えられる在留期限だけはしっかりと自己管理するべきです。
不法滞在ではなく、れっきとした日本国法令を違反している。ただそれだけのことのようにも思います。

目的があって入国するのであれば、日本いは在留資格がしっかり制定されています。もちろんその取得方法も公開されています。在留するに当たっての権利も保障されているのが日本です。
しかし、それを悪用したり、違反するのはよくないな。