大泉の仲間たち

大泉高校15期生の交流/親睦のためのブログです。

放射線治療

2023-02-17 09:30:00 | 日記

 ガン細胞は自らの細胞が変化したものなので、治療薬を使うにも
その薬で正常な細胞も攻撃してしまうので、使うことが難しいのだ
そうです。
 放射線にてガン細胞を攻撃するとしても、周辺にある正常な細胞
も壊してしまうので、放射線が出る装置を回転させ、放射線が回転
の中心に当たるようにしています。しかし、この方法では、周囲の
正常細胞をも少なからず攻撃することになってしまい、周囲の正常
細胞まで傷つけてしまいます。

 そこで、ガン細胞にホウ素が集まる性質を利用して、その部位に
中性子でガン細胞を消滅させる治療法があるそうです。

 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF148GE0U2A211C2000000/

 ホウ素が崩壊して α粒子が飛び出し、それがガン細胞を攻撃する
ようです。以前の放射線治療の、患部に放射線( α粒子)が当てる
よりも、ホウ素を取り込んだガン細胞を直接に攻撃する方が効果的
なのでしょうね。

 なお、中性子は人体を素通りしてしまうので、中性子が通過する
正常な細胞には、害を与えることが少ないとされています。 α粒子
(ヘリウムの原子核と同じ)よりも 1/4も小さくて、電気的に中性
ですからね。ただし、ホウ素に衝突すると崩壊するわけです。