大泉の仲間たち

大泉高校15期生の交流/親睦のためのブログです。

漆喰

2023-02-04 09:30:00 | 日記

 昔からある住宅の白い壁の素です。サンゴの粉や貝殻が原料だと
思います。長い年月(地質学的な時間)で石灰岩になるものです。
ホタテ漁で大量にでる破棄貝殻を、コンクリートに混ぜて脱炭素を
目指そうという取組があります。

 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC201Y30Q3A120C2000000/

 昔から漆喰はよく使われており、西洋ではこの白い壁の上に絵画
を描く「フレスコ画」があります。日本でも壁はもちろんのこと、
「なめこ壁」という商家屋敷の斜め四角の筋がある境とか、土蔵の
壁にも漆喰が使われています。姫路城の屋根瓦のつなぎ目の漆喰を
交換したら、屋根全体が白っぽくなり、「白鷺城」と呼ばれていた
意味が分かりましたよね。どうせなら、二の丸や月見櫓の屋根のも
塗り替えすれば良かったのにねぇ・・・^^; 

 これをコンクリートの骨材である砂の代わりに混ぜよう、という
動きがあります。砂よりも軽いですから、全体の軽量化に寄与する
でしょうね。高層建築に多く使われるようになりそうです。余り量
を増やすと、強度が低下する心配があるようですが、ビルの内部の
化粧壁などでは、問題にならないものと思います。

 また、ホタテの成長が早いので、その分 C02の吸収率が高いわけ
ですから、 C02の固定化に寄与するでしょう。ホタテ貝は海外でも
人気のようですから、ドンドン輸出が出来るしね。(^_^) 北海道、
ガンバれェ!