中国では住宅用ビルが雨後の筍のように林立した様子がTVなどで
報じられることがあります。同様に、高速鉄道もものすごい勢いで
運転区間を拡大しています。
これらに共通していることがあります。出来上がったインフラを
活用することよりも、建設することが目的のようで、住宅用のビル
は、完成することなく、放置されている様子も報道されています。
累積負債はどうするのでしょうかねぇ?中国では、資材や労働力が
使い捨てられ、浪費されています。
これは開発途上国への援助による道路建設や港湾設備の建設でも
同じことですが、建設のための設計はもちろんで、資材や労働力も
全てを中国から持ち込んでいて、現地の資材や労働力は、一切使い
ません。援助は二の次のようです。
つまり、活用することよりも中国国内の経済活動を支えることが
大事で、それを活用することは念頭にはないようです。放置された
ビルの映像が流がされてはいるが、政府はそれに気を止めてない
ように感じます。
流石に高速鉄道は運用し続けてはいますが、必要性があって建設
したわけではないので、赤字が垂れ流し状態になっています。
言ってみれば、”その日暮らしの国家だ”と言えます。経済的にも
サスティナブルな国家ではありません。国家の中枢は共産党が支配
していますから、国家の将来像なんてのは、見えてはいないのでは
ないか?国家の GDPを支える人口は、今は世界最大ですが、その内
にインドには追い抜かれます。さて、どうなりますか・・・