最近、ChatGPTなどの画像生成AIを使って
「ジブリ風」のイラストを作る人が
SNS上で急増しています
OpenAIのアルトマンCEO自身も、X(旧Twitter)の
プロフィール画像をジブリ風に変えたことが
話題になり、ますます注目を集めています
こうした流れの中で
「ジブリ風AI画像は著作権侵害ではないか?」
という懸念も一部で出てきています
しかし、私は過剰な規制をするよりも、
この動きを“世界規模での認知拡大のチャンス”と
とらえた方が良いと考えます
ジブリ風画像が広げる、ジブリの世界観
SNSにあふれる“ジブリ風”画像は
どれも制作者たちの愛情と憧れから
生まれています
「この風景、まるでジブリの世界!」
という共感から拡散され、
多くの人が“ジブリっぽさ”の魅力を
再認識しています
もちろん、商用利用やキャラクターの
直接的コピーなどは制限が必要ですが
ファンアートやオマージュとしての非営利生成については
クリエイティブ文化の一部として受け入れる余地が
あるのではないでしょうか
Netflix配信で広がった「世界のジブリ」
ジブリ作品は現在、Netflixを通じて
世界190カ国以上で配信されています
これにより、かつては観ることすら難しかった
国々の人々が、簡単にジブリ作品を
楽しめるようになりました
このグローバル展開が生んだ効果は計り知れません
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初めてジブリ作品に触れた若い世代の感動
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SNSを通じた“聖地巡礼”のブーム
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世界中でファンアートや考察動画が拡散
すべてが、ジブリというブランドの価値を
世界規模で高めているのです
宮崎駿監督の“AI否定”とどう向き合うか
宮崎駿監督は過去にAI作品に対して
否定的なコメントをしたとされ
その姿勢に共感する人も多くいます
しかし、今まさに起きている“ジブリ風AIブーム”は
監督の作品に対する尊敬と愛情の裏返しとも
言えるでしょう
ここでジブリ側が強く訴訟や排除に出ると
ファンとの距離が開いてしまう可能性もあります
むしろ、「こういう使い方はOK、これはNG」と
公式にガイドラインを設けることで
著作権を守りつつ、ファン文化との共存も
可能になるはずです
世界中に広がる“ジブリスピリット”を活かそう
ジブリ作品が放つ“自然や命の大切さ”という
メッセージは、国境を越えて人々の心に
響いています
今の技術とファンの力によって
その世界観は新たな形で広がろうとしています
著作権を守ることはもちろん大切ですが、
それ以上に今は
ジブリが世界中で“文化”として愛されるチャンス
でもあります
規制ではなく共存へ。
“世界のジブリ”として、さらに羽ばたいていくことを
私は願っています