近年、Googleマップに投稿されるフェイクレビューの
問題が深刻化しています
こうしたレビューは、特に実店舗の売上に大きな影響を与え
企業の信用を損ねることも少なくありません
そんな中、Googleがようやくこの問題に対して
具体的な対策を講じるようです
Googleの新しい対策とは?
Googleは、ヘルプページの更新を通じて
フェイクレビューや報酬を受け取って書かれたレビューに対し
厳しく取り締まる方針を発表した
- 新しいクチコミ・評価の投稿停止:
違反行為が確認された事業者は、新たにレビューや
評価を受けることができなくなります - 既存のクチコミ・評価の非公開化:
過去に投稿されたレビューや評価も非公開となり、
消費者からは見えなくなります - 警告表示:
フェイクレビューが削除されたことを知らせる警告が
該当事業者のビジネスプロフィールに表示され
消費者に注意喚起を行います
ユーザー側の注意と対策も必要
Googleが取り締まりを強化することは歓迎すべきだが
ユーザー側もこの取り締まりが適切に行われているかを
チェックする必要があります
なぜなら、フェイクレビューが増えれば、Googleの広告収入も
増える可能性があるからです
これは、プラットフォームが不正を取り締まる
インセンティブに乏しい状況を生む可能性があります
実際に、過去にFacebookでも同様の問題が指摘され
詐欺広告の被害が増加しても、企業は十分な対策を講じず
ユーザーや事業者の不満が蓄積していました
最終的には、ホリエモンさんやZOZOの創業者である前澤友作さんが
政治家に訴えたり、裁判を起こしたりしたことで
ようやく改善が見られるようになったのです
フェイクレビューを見分けるスキルを身に付けよう
次のような点に注意してフェイクレビューを
見分けるスキルを養う必要があります
- 内容の具体性:
レビューが過度に抽象的であったり具体的な体験を
語っていない場合、フェイクの可能性があります - 投稿履歴:
レビューアーのプロフィールを確認し
他の店舗にも同様のレビューを短期間に大量に
投稿している場合は要注意です - レビューのトーン:
不自然に絶賛しているレビューや
逆に誹謗中傷ばかりのレビューも疑うべきです
そして、もし怪しいレビューを発見した場合はプラットフォーム側に
積極的に報告し、削除を要請することが求められます
フェイクレビューが放置されると、実店舗の信用が損なわれ
ひいては消費者自身の判断をも誤らせることになるため
ユーザーとしても積極的に関わっていく姿勢が大切と思います