米国の連邦取引委員会(FTC)が新たに
企業に対してサブスクリプション(定額課金)の解約を
ワンクリックで可能にすることを義務付けるルールを決定
この措置により、消費者は商品やサービスの定期購入を
簡単に解約できるようになり、不透明で複雑な解約手続きから
解放されることが期待されています
この動きは、消費者保護の観点から非常に素晴らしい
複雑な解約手続きによって消費者が不利益を被ることが
少なくない現状に対し、米国が具体的なルールを設けて
改善しようとする姿勢は称賛に値します
是非、日本でも消費者庁や公正取引委員会が同様の措置を検討し
日本の消費者が安心してサブスクリプションサービスを
利用できる環境づくりを進めてほしいと願っています
サブスクリプション解約の現状と課題
特に、サプリメントや化粧品などの定期購入サービスに
おいては、解約手続きがわかりにくいことが多いと
感じる消費者が多いのではないでしょうか
私自身も、定期購入の解約手続きをWeb上で見つけるのに
苦労したり、解約に関する問い合わせの電話がなかなか
繋がらなかったりするなど、解約を諦めさせようとするような
企業の対応を感じた経験があります
また、私の周囲にもこうした不透明な解約手続きで
困っている方がいました
例えば、ある生徒さんが「フルーツ青汁」の
サブスクリプションに加入した際
「1か月無料」との案内を見て申し込んだものの
1か月後からは自動更新され、その後3か月経たなければ
解約できないというルールがあったそうです
いざ解約しようとすると、電話での手続きができないと伝えられ
Webサイトで手続きを試みるも解約ボタンが見つからず
最終的に消費者相談センターを通じて
ようやく解約できたという事例もあります
日本でも消費者保護の強化を!
このような事例が示す通り、日本でも解約が簡単にできる
システムが整備されていないことが、消費者にとって
大きな負担となっています
解約を簡略化するFTCのようなルールが日本にも
必要ではないでしょうか
日本の消費者庁や公正取引委員会が迅速に対応し
企業が解約手続きを明確かつ簡単に提供するように
指導することを期待しています
サブスクリプションサービスは便利である一方
契約や解約の手続きが複雑すぎると
消費者が不利益を被ることになります
日本でも、米国のような「ワンクリックで解約可能」という
新しい基準が導入され、消費者が安心してサブスクリプションを
楽しめる環境が整備されることを強く望みます