言葉の森の小学校6年生の10月2週の課題は、柿に関する長文の感想文です。毎年、この課題に苦労する生徒は少なくありません。子供たちにとって、柿は、あまり人気のある果物ではないようです。だから、柿に関する話と言っても、ピンと来ないようなのです。
でも、今年は、ある生徒がおばあちゃんから聞いた話をたっぷり書いてくれました。
「柿には、富有柿、次郎柿、八茶柿、百匁柿、豆柿などの種類がある」
「高い柿の木には、はしごをかけて登り、木製の先が三つに分かれた棒を使って、柿を取った」
「柿の皮の中心に渦巻状に線が入ると、中には、黒いゴマの模様ができている」
「渋柿は、干し柿にして熟させると、赤く柔らかくなり、黄な粉をまぶして食べるとおいしい」
「『柿が赤くなると、医者が青くなる』ということわざがあるように、柿は栄養的にすぐれている」
「柿を見ると、故郷を思い出す」
長文の感想文には、おうちの方に取材した話を入れることになっていますが、お父さんやお母さんだけでなく、おじいちゃん、おばあちゃんに取材をしてみると、こんなふうに一味違った話が聞けるかもしれません。
カキの話はカキにくいなどと言ってはいられません。自分の話だけではなかなか書けないときこそ、取材力を発揮して、内容の豊富な感想文を目指しましょう。
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「柿には、富有柿、次郎柿、八茶柿、百匁柿、豆柿などの種類がある」
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「柿の皮の中心に渦巻状に線が入ると、中には、黒いゴマの模様ができている」
「渋柿は、干し柿にして熟させると、赤く柔らかくなり、黄な粉をまぶして食べるとおいしい」
「『柿が赤くなると、医者が青くなる』ということわざがあるように、柿は栄養的にすぐれている」
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