バツいち刑事の捜査記録ー4 人質

そして武田が『連藤豆腐と糸こんにゃくやもって行くさかい』と言って

電話した。

『こんなもん何すんねんすき焼きでもするのんか』

『そやようわかるのピエロのおっさん、晩飯はすき焼きや　おっさんも

一緒にどや食えへんか、ははははは』と笑いながら言った。

『やかましいだれのこっちゃピエロのおっさんて、はよ人質開放せい』と

武田も少しおこりだした。

『武田さんなに怒ってますねん、刺激したらあきませんで』と高木が心

配してきいた。

『ピエロてなんで連藤がしってますねん武田さんのあだなでっせははは

は』と皆笑った。

『やかましい笑うな』と武田が怒り出した。

『連藤人質と話させてくれ無事か』

『今皆ですき焼きの用意してるよって忙しい後にしてくれ』

『少しぐらいええやろ話させてくれ』

『分かった少しだけやで』と言いながら奥村美香とかわった。

『皆無事ですかもう少し我慢してください』と武田が気使う様に言った。

『心配いりませんいいかたです。これから松茸と松阪肉のすき焼き

ですねん刑事さんもどうです』と嬉しそうなようすであった。

『松茸と松阪肉のすき焼きやそうや，嬉しそうやった。』

『えらいごうせいでんな羨ましいな人質になりとまんな』と安達が言い出したので『ほんまやな』と八木もいいだした。

『あほうらやましがててどないすんねん人質を開放する事考えんか』と

金が厳しい表情でいった。

『やっぱり食いたいの松茸と松阪肉のすき焼き』と金もうらやましそうであった。

その時高木が『弁当もってきました。しゃけ弁です』といって皆に

くばった。

『なんでやねんえらい違いやの』といって皆食べだした。

『おばはん酒あるのんか出せ』と奥村にいった

『ビールでも日本酒でもなんでもあります』と言ってだしてきた。

『カラオケもあります』といって奥村が準備しだした。

『ええのおばはんよう気がつくのおばはん』とすぐにでも歌いそうだった。

『ええにおいしてきましたで兄貴はよくいましょう』と横河も食べだした。

『ビールどうです』といって桜井が連藤にすすめた。

『やっぱりうまいの初めてやで』と連藤が嬉しそうであった。

『私カラオケうたってもいいですか』と奥村が連藤に聞いた

『そやの俺がさきや』といって人生劇場を歌いだした。

『古賀メロリーはええの』といって自己満足していた。

『メロリーて何ですねんメロディーですやろ』と横河に言われた

『おばはん何歌うねん』

『私木綿のハンカチーフ歌います』

『おばはんそんなかわいらしい歌うたうな　岸壁の母歌え』と怒り出したのである。

『そんな歌知りません』と言ってうたいだした。

『武田さんカラオケやってまっせ』と安達が不思議がった。

『なんやええ調子やの羨ましいのまるで宴会やないか』と武田も不思議

な様子であった

『高木と八木２人で少し様子見て来い、きずかれんように行け』と金

が命じた。

２人がゆっくりと旅館に近づいた。

『なんか楽しそうですよ』

『ほんまやなたのしそうや誰かサザンのいとしのエリーうとてるで

へたくそやな』と言って２人で笑い出した。

『えらい楽しそうでっせ　それにしてもへたなサザンやったな』といって八木と高木が笑いだした。

『やっぱりおかしいな』と武田が不思議がった。


まだありますけど今日はここまで